「しがらみを捨ててこれからを楽しむ」という副題が付いてます。著者の顔ぶれから、女性向けかとも思いましたが、目次を見たところ興味がわいたので、終活に取り組む参考にしようと、本書を手に取りました。
本書は、生活上の様々な行いのやめどきについて、著者お二人の対談を収めたものです。大きく5章に分かれ、第1章「家族のやめどき」、第2章「人間関係のやめどき」、第3章「社会のおりどき」、第4章「自立のやめどき」、第5章「人生のやめどき」となっています。
第1章には、「親のやめどき」「妻のやめどき」「介護のやめどき」など、第2章には「クラス会のやめどき」、「会葬のやめどき」など、第3章には「仕事のやめどき」「趣味のやめどき」など、第4章には「料理のやめどき」「おひとりさまのやめどき」など、第5章には「薬のやめどき」「自分のやめどき」などの各論が収められています。
お二人の意見は、必ずしも一致しません。「いい嫁は福祉の敵」というあたりは意見が一致するのですが、樋口氏は重い介護が必要になったら施設に入ろうかと考えておられるのに対し、上野氏は在宅介護を使って最後まで自宅でと考えておられます。
私は、樋口氏と同様、在宅での見取りはどうしても家族に迷惑をかけそうなので、最後は施設でと考えています。でも上野氏によると、在宅見取りを手掛ける医師は、独居の在宅見取りは外野のノイズが少ないほどやりやすいと言っているそうです。住んでいる地域の在宅医療・介護の体制が、無理なく在宅見取りができる程度に充実しているかどうかが鍵になるのでしょう。
「仕事のやめどき」は、人それぞれのようです。フリーランスは、注文が来なくなったときには否応なしに廃業ですが、経済事情が許さない人は倒れるまで働かざるを得ないわけです。
私もこれから一つずつ何かをやめていくことになります。世間では、住み慣れた自宅を引き払って、施設に入ったり子供と同居したりして、後悔した話などが溢れています。しっかり検討し、悔いのないよう人生の幕引きをしていこうと思います。
![]()
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。
コメント