5月21日、国際オリンピック委員会(IOC)のコーツ副会長が、東京オリンピック・パラリンピックを緊急事態宣言下でも開催する考えを記者会見で示しました。記者から東京が緊急事態宣言下でも開催可能かと問われ、テストイベントが無事に行われたことに言及した上で、「もちろんだ」と答え、「感染対策を講じることで宣言下であってもなくても安全安心な大会が実施される」と述べたと報じられました。
何という傲慢さかと腹が立ちます。日本国民の生命へのリスクをどう考えているのでしょう。
リスクがないはずがない
オリ・パラの感染対策を講じるためには、国民のために振り向けられるべき医療資源の一部を削って、オリ・パラに振り向けなければなりません。全国で医療がひっ迫しており、かなりの地域で入院できないまま亡くなる人が出ているような状況の中で医療資源を割くことは、助けられるはずの命がさらに失われることを意味します。
さらに、選手、関係者の移動が感染拡大を引き起こす可能性も否定できないでしょう。
まともな為政者なら、そんな選択をするはずがありません。日本の為政者は、まともじゃないのでしょう。
オリ・パラ開催は非倫理的だ
この状態で国内の医療資源をオリ・パラのために割くことは、非倫理的です。
また、IOCは、選手へのワクチン接種を進めています。そのワクチンは、日本政府が調達したものではなく、IOCが独自に調達したものだとしても、世界的にはまだまだ不足しているワクチンを元気な若い選手たちに接種することは、倫理的ではありません。オリンピック精神に反すると思います。
日本の政策も歪められている
開催国の国民にも他国民にも、これほど歓迎されない五輪は、過去に例がないでしょう。ここで強行することは、五輪の歴史に汚点を残すことになります。
日本政府が新型コロナへの対応で愚行を重ねている理由に一つが、オリ・パラの開催に固執しているためとも言われています。
あまりの失政続きのため、菅政権は早くも末期症状に陥ってしまいました。もう遅すぎるとは思いますが、それでも早く目を覚ましていただきたいものです。
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