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認知症について、介護者と介護を受ける人の両方の視点から描かれています。途中まではとても重苦しく、明かりが見えない展開でしたが、最終盤で何とか救いが見えました。
ただ、この救いは、すべての人に通用する救いではなく、認知症になる前の親子関係などが極めて良好であった場合に限るようで、当てはまる人はそれほど多くないかもしれません。
認知症患者の視点から描かれた部分も、リアリティーがあります。私は、道に迷う夢を時々見るのですが、その時の切迫感に似た感じがします。
私は、両親とも既に送りましたが、幸い二人とも認知症にならずに亡くなりました。義母は健在で、一人暮らしをしていますが、しっかりしています。しかし、認知症の介護中の親戚もあり、また、昔、高齢福祉関係の仕事をしていたころ、認知症のこともかなり勉強しました。三好春樹氏の著作等も何冊か読み、介護者の苦労については、知識だけは持っています。
そういう私のような生半可な知識を持っている人が、先回りの心配ばかりすることによって、悪循環に陥るようです。
私も、妻や子供たちにあまり迷惑をかけないよう、歩くなどの運動をし、頭を使い、栄養にも気を使っていますが、生き方にも気を付けようと思います。
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