決裁済み公文書の改ざんを強いられて後に自殺した近畿財務局の職員が残さした「赤木ファイル」が開示されました。かなり詳細な状況が記録されており、世間が想像していた通り、当時の佐川理財局長が改ざんを指示したことがほぼ明確になっています。

 

幹部以外の名前は黒塗り

 公文書公開制度では、公務員の職務の執行に関する情報は必ずしも不開示にしないことになっています。どのように公務を執行しているかを国民に知らせる必要性と、公務員個人の平穏な生活を保護する必要性を比較衡量なのでしょう。

 その点、今回の件について、幹部の氏名は開示し、それ以外の職員の氏名は黒塗りにしたことは、一応理解できます。財務省も反省したのか、これだけ世間の注目を集めている事件で変なことはできないと思っているのか、裁判所の心象を悪くしたくなかったのか・・・。

 これだけ公開されれば、何があったか判断するうえで、さほど支障はないような気がします。

 

今後の展開に注目

 今回明らかにされた事実がもっと早く公表されていれば、佐川局長へはもっと厳罰が必要だったでしょう。適材適所などとほざいて彼を国税局長に栄転させた大臣などにも責任を取ってもらう必要があるでしょう。

 裁判所では、裁判に関係のある範囲で「赤木ファイル」を精査するでしょうが、財務省、政府としても再調査が必要でしょう。これだけの資料を無視し、真相の解明、責任の追及を再開しないことは、世論が許さないはずです。

 時の政権の指示を受けて、あるいは時の政権に忖度して行ったことであっても、違法なことをすれば罰せられるということを全公務員、全国民に示していただきたいと思います。

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