著者は、ホスピスなどに勤務された緩和ケア医で、多くの患者の終末に立ち会っておられ、緩和医療や死生観について講演、執筆活動もされています。
本書は、「健康・医療編」「心理編」「社会・生活編」「人間編」「宗教・哲学編」「最終編」の6章で、25の後悔することが紹介されています。
まだ若い人が何の準備もないまま死に臨めば、心残り、後悔がたくさんあるでしょう。でも、少しでも準備をしておけば、後悔は減るはずです。この準備は、若いうちに始めるべきです。
私は、幸い、子育ても終わり、数年前から終活も始めているので、後悔は少ないと思います。でも、終末期の後悔の種を少しでも減らせればと思い、本書を読んでみました。
健康・医療編では、「健康を大切にすればよかった」(ドック等をきちんと受診しておけばよかった)、「タバコなど吸わなければよかった」等に加え、治療についての希望をちゃんと誰かに伝えておくべきことが述べられています。
心理編では、「悪事に手を染めたこと」「他人に優しくしなかったこと」などが紹介されています。終末期には「悪いことをした報いとして今の苦痛がもたらされてしまった」のようなスピリチュアル・ペイン(魂の痛み)ということもあるそうで、これはつらいもののようです。私は、今のところそれほど悪いことをした覚えはありませんが、注意しなければなりません。
社会・生活編の「遺産をどうするかを決めなかったこと」は難しい問題のようです。決めてしまったことによって、その後の介護に影響が出る可能性もあるようです。私は、資産のリストだけはきちんと整理しておき、分配は家族に任せようと思っていましたが、もう一度よく考えてみます。私が決めておいた方が、家族は助かるかもしれません。
やはり、期待通り、終活を進めていく上での「気づき」をいくつか得られました。
終末期に後悔することが皆無というのは難しいでしょうが、準備できることは準備し、後悔を少しでも減らせるよう頑張ろうと思います。
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