岸田内閣の発足に伴い、報道各社が行った世論調査によると、内閣支持率が4050%と低調だったことが報じられました。

各社の数値はバラツキがあり、最低は朝日新聞の45%、最高は日経新聞などの調査で59%とのことですが、いずれも発足時の支持率としては歴代内閣の中でかなり低く、菅内閣より大幅に低いようです。過去20年ほどの中で最低は麻生内閣で、これは納得の結果ですが、今回の岸田内閣はそれに次ぐ低さです。

岸田首相は6日、官邸での記者会見で「低い数字もしっかり受け止めて、衆院選に向けて取り組む。」と決意を示したとのことですが、内心穏やかではないでしょう。

 

低調の原因

 記者会見での説明の仕方、受け答えなどは、菅前首相よりずっと優れており、むしろ好感が持てると思います。低調の原因は、総裁選の際の演説、内閣・党の人事で、安倍、麻生氏に配慮しすぎていると思われたことであることは明白です。

 森友問題の再調査を実施しようとしないこと、財務大臣に麻生氏に近い人物をあてたこと、甘利氏の幹事長任命などで、国民の期待は一気にしぼんでしまいました。結局、主に安倍氏に足を引っ張られたということでしょう。

 

「たら・れば」は無意味だが

 自民党国会議員の多くが岸田氏の支持に回ったのは、菅前首相の辞任で自民党の支持率が持ち直し、これなら岸田氏でも総選挙を戦えると判断したためだという報道もあります。それが事実なら、自民党の議員さんたちは国民を甘く見過ぎたかもしれません。

 こういうことに「たら・れば」は無意味であることは承知していますが、河野氏が総裁に選ばれていたら・・・、森友問題の再調査などに否定的な姿勢をしめさなければ・・・、せめて甘利氏を幹事長に任命などしなければ・・・、と思わざるを得ません。

 過去の不祥事を徹底的に調査して膿を出し切ることを封じられ、両手両足を縛られたまま政府、党を運営しなければならないと思うと、岸田首相がかわいそうになります。

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