高齢者の私が若者に好評を得ているこのラノベを読んだのは、このアニメがテレビ放送されたのを見て、原作を読んでみようと思ったためです。

主人公は、他人と関わるのが嫌いで一人で読書するのが好き、したがって友人も彼女もいなかった男子高校生、ヒロインは同じクラスの女子高校生ですが膵臓の病気で余命がわずかです。彼女は、病気のことを家族以外には秘密にしていましたが、主人公が偶然にそれを知ってしまったことから、物語が展開します。

 

不治の病の美少女が活躍し、死んでしまうのは「もしドラ」など感動的なラノベには時々見られる設定です。彼女は、病気にもかかわらず天真爛漫な能天気さで、他人と関わりたくない主人公の心をこじ開けます。主人公は、「この娘は馬鹿じゃないか?」と思ったり迷惑に思ったりしながら、次第に魅かれていきます。

ただ、こんなに誘惑されても品行方正を保つ主人公は、男子高校生としてはかなり不自然な感じもします。

 

「君の膵臓をたべたい」は、やや気味の悪いタイトルで、その心情は理解が難しいのですが、「君のような人になりたい」「君の魂を自分に取り込みたい」という意味のようです。

気軽に楽しみ、感動も味わわせていただきました。ラノベもなかなかいいものですね。

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