著者は、浄土真宗佛光寺派のお寺に生まれましたが、親からお見合いを強要されるのを逃れるためアメリカに家出し、10年ほどして実家の事情で日本に帰ってお寺を継いでおられる女性住職です。
仏教、特に親鸞聖人の思想に興味があり、参考になる本を読み漁る中で著者の「あなたがあなたのままで輝くためのほんの少しの心がけ」を読んだところ、分かりやすかったので本書も読むことにしました。
「あなたがあなたのままで輝くためのほんの少しの心がけ」(英月)を読んで 参照
前著は、副題が、「親鸞聖人「正信偈」に学ぶ肯定する生き方」とあるとおり、浄土真宗のお経で一番読まれている「正信偈」(しょうしんげ)を解説したものです。本書は、「英月流「和讃」のススメ」という副題のとおり、親鸞聖人が作られた和讃(教えを日本語で節を付けて唄うもの)を解説しています。
本書は、恋愛編、仕事編、人生編の3章で構成され、「好きな人が振り向いてくれない」「ペットロス」などの悩みに応じ、参考になる和讃を解説しながら助言する形の本です。家が浄土真宗の人ならば聞いたことがある和讃もいくつかあるでしょう。
本書では、阿弥陀様というと仏像などの姿を思い浮かべるけれども、本来「形」はなく、目に見えない「はたらき」だと言っています。前書でも、阿弥陀という言葉は、サンスクリット語の「アミターユス」(量りしれない寿命、時間)、「アミターバ」(量りしれない光、空間)を漢語で音訳したものだと説明されています。
それならば、神や仏の存在など信じることのできない私にも理解できます。無限の空間、時の流れに身を委ねてしまえば、どんな悲しみ、悩みも取るに足りないもので、それを深く悟れば心が平安になる・・・。
宗教というより、哲学、倫理学に近い気がします。私は、死後の世界などを説く宗教は信じませんが、こんな仏教なら信じられる気がします。
![]()
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。
サイト案内(目次)
コメント