20211031日の総選挙の前後の出来事などを見ていて、共産党アレルギーが根強いことにあらためて驚いています。連合の会長などは、共産党より自民党にシンパシーを感じておられるようです。

 

私は「保守」だが

 私自身は、共産党支持者ではなく、どちらかと言えば保守層の人間です。ただし、真の「保守」は原発などという危険を冒して経済的繁栄を求めることなどせず、国や地域の安全を第一に考える人のことだと考えており、私自身もそれに属します。原発を推進、擁護したりIRを推進したりする連中などは、冒険主義の「似非(エセ)保守」です。

 私は保守ですが、共産党に対してアレルギーはありません。学生時代の4年間、民青(民主青年同盟、共産党系の組織)が牛耳っている学生寮で暮らしましたが、私自身や親しい仲間たちはノンポリを貫きました。でも民青の連中との付き合いもあり、真面目で気のいい奴が多かったことは知っています。

 

レッドパージなどの影響が今も?

 戦前はもちろん、戦後、連合軍の支配下にあった時代にレッドパージ(共産主義者狩り)が行われ、共産主義は非常に恐ろしいものだという考えが連合軍やその意を受けた日本政府などによって国民にすり込まれました。

 年配者の中には、未だにその影響が強く残っている人もおられます。私の親などもそうでした。

 

労働組合内の対立の影響も

 私も「管理職員」になるまでは県職労という職員団体に所属していました。その団体は自治労に属し、選挙の際などは社会党、社民党、民主党の選挙運動に組合員を動員しました。そのことなどに対して、共産党系の組合員が正論をかざして批判していました。私たち一般の組合員にとっては、不満を代弁してくれる存在でしたが、職員団体主流派の執行部にとっては、非常に煙たい存在だったろうと思います。

 あの組合主流派の幹部たちが、共産党系に対してアレルギーを持っただろうことも想像できます。連合の上層部には、そんな人が多いのかもしれません。

 

 この総選挙で、野党が連合することはかなり難しいことが明らかになりました。これでは、自民党やその補完勢力による政権を崩せそうにありません。

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次) 

スポンサードリンク