2021年の年末、新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大への危惧が広がっています。私ももちろん感染拡大は望みませんが、オミクロン株がさらに変異し、人に深刻な害を及ぼさないように進化してくれることを希望しています。

 

ウイルスの弱毒化は進化の必然

 約1年前に読んだ「文藝春秋オピニオン2021年の論点」では、当然のことながら新型コロナウイルス関係の内容が盛りだくさんでした。その中で、ウイルスの専門家による次のような解説、予測が印象に残りました。要約すると次のとおりです。

 「ウイルスは、それ自体に毒があるわけではなく、免疫反応を引き起こして害を及ぼす。また、ウイルスは宿主の体内でしか生きて増殖することはできず、宿主が死んでしまえばウイルスも死滅するので、宿主との共存を図るのがウイルスの本来の姿である。だからウイルスは本来の宿主の体内にいる限り害を及ぼさない。しかし、本来はコウモリの体内に住むべきウイルスが人の体内に入ってしまったりすると、深刻な免疫反応を引き起こす。

 新型コロナウイルスも宿主である人に深刻な害を及ぼさないように進化して、普通の風邪のようになるはずで、しかもそう遠い先ではない。」

 私は、それを読んで説得力があると感じました。

 オミクロン株は感染力が強く、重症化しにくいらしいという報道を聞いたとき、私はその専門家の予測を思い出しました。

 オミクロン株がその待ち望んでいた進化形ではないかもしれませんが、それに近いものでしょう。早く無害なものに進化していただき、かつての日常生活に戻りたいものです。

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