職場でデザインについて講演を聴いた際に「デザイン思考」のことを知りました。20年ほど前に仕事の関係でビジネス書(組織論、戦略論など)を読み漁った時期があったのですが、そのころは私のアンテナには引っ掛からず、この考え方は全く知りませんでした。
講演をきっかけに関心を持ち、まずは簡単に読める本を読み、概略を理解してから、いよいよ「デザイン思考」についての古典的な書である本書に挑戦しました。
著者は、画期的なアイディア、デザインの製品を手掛けたことで世界的に有名なデザイン会社「IDEO」の社長兼CEOを務めた方です。
「デザイン思考」とは、前稿でも書いたように、イノベーションを起こすようなアイディアを生み出すための手法、ビジネスプロセスです。優れた製品、デザインのアイディアを次々に生み出すデザイナー集団のノウハウが「デザイン思考」のようです。
世界では、画期的な新製品のアイディア出しばかりでなく、「犯罪との闘い」「食料の生産システム」「より持続可能な学校」など、幅広い様々な課題の解決に「デザイン思考」を活用することが始まっています。
本書は、「デザイン思考」を様々な事例とともに説明し、具体的な手法を説明しています。その上で、「デザイン思考」の活用で世界を変えることができることを主張し、多くの課題に対処していくためにはデザイン思考家の数が不足しているとしています。
本書が日本で刊行されたのは2010年です。現役の県職員のころに読まなかったことを残念に思っていますが、今からでも役立てられる場面があることを期待し、もう少し関連書を読んでみようと思います。
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