題名の前に「小さな町の精神科の名医が教える」というキャッチコピーが付いています。著者は、鳥取県米子市で精神科クリニックを開業し、他県から受診に来る患者もいるとのことです。
私は、メンタルを患ったことがなく、今も不安は感じていないのですが、本の帯にある「ストレスが減る、気持ちが軽くなる、平常心でいられる、粘り強くなる、心の余裕が生まれる、自信が高まる、やる気がみなぎる、エネルギーの源「ミトコンドリア」が働いて身体中のエネルギーが湧いてくる!」という文章に魅かれ、読んでみました。
著者によると「精神科を受診する患者さんで、メンタルだけが突然おかしくなったという人はまずいません。「肩こりがひどくて」「胃が痛くって」「最近眠れなくて」とさまざまなからだの不調が出て、最後にメンタルに支障が起こります。」とのことです。
本書も、いわゆる心の病だけでなく、疲れやすいなどのちょっとした不調を含む慢性疾患を治し、防ぐための食事、栄養等について詳しく説明されています。各種ビタミン、鉄や亜鉛などのミネラル、脂肪酸などについて、それぞれの働き、不足するとどんなことが起こるかが解説されています。
ミトコンドリアがエネルギーを生み出す仕組み、そこに各栄養素が分子レベルでどう関与しているかなど、詳しく説明されており、難しいですが非常に説得力があります。さらには漢方的な説明や、刺激すると効果がある「ツボ」の紹介など、幅広い内容です。このツボの刺激、私もやってみようと思います。
体に有効な食べ物だけでなく、小麦のグルテンや乳製品のカゼインがどういう働きで体に害になるのか等も解説されています。
食べ物だけでなく、「ミトコンドリアを元気にする習慣」として、呼吸、運動、ファスティング(断食)、適正な体温の維持、入浴をするなどの生活習慣の説明もあります。
アルコール、カフェイン、甘いものなどの依存症の害も詳しく説明されています。
読んだ感想では、題名から想像するよりもずっと幅広い事柄についての本でした。
私は前述のとおりメンタルヘルスについては心配していなかったのですが、倦怠感、夜に目が覚めてしまうなどの症状は自覚しています。本書で推奨していることを完全に実行するのは難しそうですが、何が身体に良くて何が身体に悪いか、理解した上で、できるだけ健康な生活をしようと思います。
メンタルの不調だけでなく、疲れやすい等の身体の不調を感じておられる方は、一読の価値はあると思います。
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コメント
コメント一覧 (2)
ビタミン、ミネラルをしっかり摂ることは、現代において、とても難しいと思いますね。
焼き海苔、乾物の切り干し大根、高野豆腐などを摂らないと、健やかになれない気がします。
電子レンジも、あまり使わない方がよい感じがしますね。
この著者のように徹底するのは難しいので、続けられる範囲で手作り弁当など実行しています。でも酒は止められません。