ロシアによるウクライナ侵略戦争の終わらせ方について、議論が始まっているようです。正義を優先するか、犠牲者を最小限に抑えることを優先するのか、難しい問題です。
 しかし、今後の世界のことを考えると、武力侵略を始めた国に得をさせてはならないでしょう。そんなことをすれば、武力の劣る相手に対しては武力による威嚇、攻撃がまかり通ってしまいます。 

 フランスのマクロン大統領が、この戦争の終結について、「ロシアに屈辱を与えてはならない」と発言し、ウクライナは当然に反発しています。あえて屈辱を与える必要はないでしょうが、何かを得させてはいけません。何も得ることなく撤退することをプーチンが屈辱と感じるなら、感じさせるしかないでしょう。
 6月19日のサンデーモーニングで説明されていましたが、ロシアには、過去の成功体験があるようです。1940年にソ連がフィンランドを併合しようとして武力侵攻を始めた、いわゆる「冬戦争」です。フィンランド軍の頑強な抵抗と国際社会の非難により併合自体は諦めざるを得なかったものの、その時点でソ連が占領していた地域(フィンランドの国土の約1割)がソ連に割譲されました。ソ連は、なんの正当性もない一方的な武力行使で、領土を獲得してしまったのです。この成功体験が、その後のソ連、ロシアの行動に影響を与えているのかもしれません。

 そんな乱暴者が得をする弱肉強食を断ち切るため、今回はそんな結末にしてはならないでしょう。中国、台湾の問題、東シナ海、南シナ海の問題もあります。
 過去にロシアにひどい目にあわされた周辺国は、ロシアとの妥協的な終戦に反対しているようです。 

 幸い、ウクライナの戦意は衰えていません。敬服しています。
 ウクライナへの支援を加速させ、ロシアを早期に撤退に追い込まなければなりません。

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