2022年8月の終戦の日も、政治家による靖国神社参拝と、それに対する中韓などの反発が飽きもせず繰り返されました。中韓などに批判されると、こっちも反発したくなってしまいますが、日本側にも弱みがあるため、あまり文句を言えないのが残念です。

 

参拝する政治家の弱み

 参拝した政治家たちが、心からの信仰に基づいて参拝しているなら、「信教の自由だ!他人の信仰に文句を言うのは野蛮人だ!」と言い返したいのですが、政治家たちの信仰心は疑わしいと思います。彼らが政治家になる前から信仰を持ち、靖国に参拝していたのならいいのですが、おそらく、彼らのほとんどは政治家になってから急に参拝し始めたのではないかと思うからです。政治家になる以前からしばしば参拝していたなら、証拠を出してほしいものです。そうすれば中韓に対して反論もできるでしょう。政治家を引退したら、参拝も止めてしまいそうです。単なる票欲しさ、政治的宣伝のために参拝しているような気がして、他人事ながら後ろめたい気持ちです。

 また、戦没者を悼み、平和を祈念するなら、国立の千鳥ヶ淵戦没者墓苑に参拝するほうが公職者としては筋でしょう。岸田総理は当然、千鳥ヶ淵を訪問して献花されていますが、千鳥ヶ淵に行かずに靖国にだけ参拝した人がいれば、気持ちを疑われても仕方がないでしょう。

 

憲法からの疑念

 日本国憲法は、国などが宗教を助長することを禁じています。玉ぐし料を公費から出すようなことはないでしょうが、私費から支出したとしても、公職の肩書で記帳すれば、宗教への助長になるでしょう。岸田総理が記帳した「自由民主党総裁・・」は公職ではないのでセーフだと思いますが、今回、「国務大臣高市早苗」などと記帳した人がいたようで、私は憲法違反だと思います。大臣の立場で参拝すれば、助長することになるでしょう。

 国会議員であることを宣伝しながらグループで参拝するのも、同様でしょう。

 

 靖国神社は「国のために戦って亡くなった人は神になる」などという嘘で、戦争をあおった歴史があります。その点も、中韓などの批判に反論しにくいところです。キリスト教などの多くの宗教が戦争を主導してきたので、靖国だけを非難することはできませんが、反省の弁くらいは発表していただきたいものです。

 旧統一教会のことで政治と宗教のかかわりが問い直されている機会に、靖国と政治とのかかわりも問い直してもいいかもしれません。統一教会も、政治家とのつながりをウリにしていたのですから・・・。

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