毎年、なるべく早いうちに「日経大予測」と本書を読んで、時事問題についての知識を仕入れることを自分に課しています。

 「日経大予測2023これからの日本の論点」を読んで  参照

 

 日経大予測は、政治や経済の堅い論点ばかりですが、本書は芸能、スポーツなどの話題も幅広く解説しています。芸能ネタなど、私がほとんど興味がない話もありますが、今の社会を理解するために一応流し読みします。

 

 巻頭言スペシャルの中に、暴言の問題から今年の春までの任期で引退を表明している明石市長の施策が紹介されています。所得制限なしの子育て支援策などに力を入れ、人口と税収を年々増やしてきた手腕が評価されているとのことですが、私は正直に言って明石市の泉市長について何も知らず、不勉強を恥じています。私も、子育て支援には所得制限をすべきでないというのが、かねてからの持論です。

 泉市長は、国内の事例ではなく、海外の優れた政策を参考にして、いくつもの成果を上げてこられたようです。市長を辞められるのは惜しい気もしますが、政策提言のようなことは今後も続けられるご意向のようです。

 

 「本当に効果のある少子化対策はスウェーデンに学べ」という論点も興味深い内容です。20世紀の初め、ヨーロッパ各国では少子化に直面し、フランスは人口増のために女性を主婦として家庭にとどめる方針を示し、軍国主義のドイツでは多子の母親に褒章を与えるなどしたとのことです。それに対し、スウェーデンでは、出産や育児を理由とした女性の解雇や減給を禁止するなど、社会の変革によって出生率を引き上げたとのことです。ほぼ全所得階層を対象として産婦個人に支給する出産手当、結婚ローンなど、手厚い支援が行われたとのことです。やはり、日本のように児童手当に所得制限を付けるなどは、愚の骨頂だと思います。

 

 中国に関して7つもの論点が解説されています。台湾問題に関する論点が3つのほか、深刻な高齢化、人口減少が迫っている「未富先老」(豊かになる前に老いる)、新疆ウイグル自治区での過酷な弾圧の問題などが論じられています。香港についての論点はありません。もう過去の問題になってしまったのでしょうか?

 世界は、危険な中国から目が離せません。

 

 食糧不足も深刻さを増しそうです。2023年も、大変な年になりそうです。

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