1月13日の報道によると、若い男性客が、回転寿司のレーンを流れてきたすし2貫のうちの1貫を箸でとって食べてしまう様子などを撮影した動画がSNSなどで広まり、非難を浴びています。運ぶ台には「注文品」と書かれてあり、他の客の元に移動中であることが分かり、設備の形状から、はま寿司であることが私にも分かります。 この動画には「おいしそうだったので食べちゃいました」「#人の注文」のメッセージが付されているとのことです。
この男が特定されれば、袋叩きにされて社会的に抹殺されてしまいそうです。たしかに、この男のやったことは、いたずらの度を越していて、許されないことです。しかし、この男のバカさ加減を笑って非難しているだけでいいのか、少し気になっています。
ちょうど読んでいた「バカと無知」(橘玲)にこんなエピソードが載っています。
1995年、米国ピッツバーグで、白昼堂々変装もせずに2つの銀行に押し入った男が、防犯カメラの映像からあっという間に逮捕されました。男は、顔にレモン汁を塗ると監視カメラに映らなくなると思い込んでいたとのことです。そのニュースを見た心理学者ダニングが、「人間はなぜこれほど愚かになれるのか」と疑問を抱いたことから、「バカとはなにか?」という認知心理学のブレークスルーが起こったとのことです。
知的障害には該当しないものの、それに近い、境界知能又はグレーゾーンと呼ばれる人たちがいます。今回の寿司店の若者、以前話題になっていたバカッターや、成人の日の集まりでバカ騒ぎをする若者、迷惑で腹が立ってしまいますが、もし知的能力が著しく劣っているのなら、社会的に保護しなければならない人たちかもしれません。
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