3月28日に亡くなった坂本龍一さんを悼む声がやみません。それと同時に、氏が2021年7月に反原発デモに参加された際のスピーチで言われた「たかが電気」という発言が、あらためて賛否の議論を巻き起こしているようです。
「たかが電気」
あのスピーチ全体を聞けば、彼は電気が不要だなどと言っているわけではなく、家庭や事業所がどんどん自家発電をして電力会社への依存を減らすことで原発をなくそうという、ごく常識的、当然の主張であることが分かります。その一部だけが、悪意を持って切り取られたのでしょう。
「言ってみれば、たかが電気です。たかが電気のために何で命を危険にさらさなきゃいけないんでしょうか?」
切り取られたこの部分だけを見ても、電気のために命を危険にさらすべきではないことは当然だと思います。電気など原発でなければ作られないわけではなく、再生可能な他の手段で作れるのですから。
「福島の後に沈黙するのは野蛮だ」
あのスピーチの中で、日本社会がもっと注目すべきだと私が感じているのは、「たかが電気」に続く最後の部分「福島の後に沈黙していることは野蛮だ」です。海外ではむしろこちらのフレーズが注目されていたようです。
「たかが電気のために、この美しい日本、そして国の未来である子供の命を危険にさらすようなことはするべきではありません。お金より命です。経済より生命。子供を守りましょう。日本の国土を守りましょう。はい最後に
「Keeping silent after Fukushima is barbaric.」福島のあとに沈黙していることは野蛮だ。」
あらためて、惜しい人を亡くしました。
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