安倍政権が新型コロナウイルス対策として全世帯に配布した「アベノマスク」を巡り、業者に発注した単価などの情報開示を勝ち取った神戸学院大の上脇博之教授が、4月24日、記者会見されました。公開されたところによると、マスク1枚当たりの単価(税抜き)は62.6円から150円と、納入業者や契約の時期によって2倍の差がありました。この契約は全て随意契約で、2020年3月から6月までの約3か月間に、17の業者と結ばれたものです。
契約のずさんさには今さら驚かないが
この調達業務をやらされた担当の皆さまは気の毒だったと思います。内閣から「早くしろ」と急かされて、「急施を要する」として業者の言い値で随意契約してしまったのでしょう。
客観的に見れば驚くべきずさんさですが、政権からのプレッシャーが強烈だったことを想像すると、彼らとしてはやむを得なかったのだろうと思います。その挙句、国民から阿呆呼ばわりされてお気の毒です。
公開せずに済ませられると思ったか?
私が驚くのは、公開請求に対して非公開を押し通そうとし、裁判にまでしてしまった点です。私は県庁で契約事務の総括、情報公開事務の総括を経験していますが、こんなのは、常識的に考えれば公開せざるを得ないものでしょう。公金でマスクを買った契約など、秘密にしなければならない理由はありません。今後の同種の事務に支障を及ぼす恐れがあるかもしれませんが、こんなずさんな契約を結びにくくなるだけで、適正に結べばいいだけです。
優秀な官僚の皆さまが、裁判になれば負けることを予期できなかったとは考えにくく、公開を少しでも先延ばししたい政権の意向に沿った結果だったのでしょうか?
あのアベノマスク騒動をあらためて思い出しました。私は、以前は冬の寒い時期、外出時は喉を保護するために布マスクを好んで使っていました。不織布のマスクは、雨や雪で濡れたときに息苦しくなってしまうからです。でも、あの騒動以来、布マスクから足を洗いました。アベノマスクをしていると思われたら、恥ずかしいですから・・・。
![]()
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。
サイト案内(目次)
コメント