私のような初老の男性が読む本ではないとは思いましたが、中高生の間で人気があると聞き、どんなものか後学のため読んでみました。結構楽しめました。
同棲中の恋人同士の男女がバイクの事故で死に瀕し、「霊魂管理センター」なる組織から特別に「奇跡」を与えられます。その「奇跡」は、すぐに死んでしまうことを免れて2人合わせて20年の命を与えられるというものです。最初は2人とも10年ずつですが、一方が強く幸せを感じるともう一方から1年の命を奪い、不幸を感じると1年の命をもう一方に奪われるというルールです。
こんなルールですから、当然二人の間に波風も立ちますが、2人の関係は壊れず、愛情を深めていきますが、・・・。
この2人の愛情のほか、2人を取り巻く何組かのカップルの美しい愛情も描かれています。10代の少年少女が、このような恋愛にあこがれ、感動する気持ちはよく理解できます。60代の私も多少は感動しました。
ただ、年を取ってひねくれてしまった私のような者からすると、非現実的なストーリーの中で、強引に感動させられているような気もします。「コーヒーが冷めないうちに」のシリーズと同様、感情の運動不足解消のためには、たまには読んでもいいかもしれません。
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