6月22日、神戸市西区の草むらで、近くに住む6歳児の遺体がスーツケースの中から見つかり、母親(34)とその弟(32)、妹ら4人が、6歳児の祖母(57、このきょうだいの母親)を監禁して暴行を加え、怪我をさせた疑いで逮捕されました。

 6歳児の遺体にも暴行の跡があり、この4人が暴行を加えて死亡させたものと思われます。とても凄惨な事件で、胸が痛みます。

 逮捕された4人の加害者はもちろん非難されても仕方ありませんが、彼らも子供のころからずっと貧窮の中で虐待されていたようで、被害者だったようです。その加害者は、彼らの母親、今回保護された祖母です。

 ただ、彼女も、この逮捕された4人にもう一人加えた5人の子を一人で育てていたことを考えれば、一概に非難もできない気もします。悪いのは、彼女に5人もの子を産ませて無責任に放置した男(一人?)でしょう。

 

 報道によれば、この4人はいずれも無職で、その中には知的障碍者の療育手帳を持つ人が複数いたということです。また、以前近所に住んでいた人の話では、彼らは特別支援学級に通っていたということです。さらに、死亡した6歳児をスーツケースに入れて近所の草むらに遺棄したことなどから考えれば、普通の知的能力を持っているとは考えられません。いわゆる「境界知能」より知的障害により近いかもしれません。

 知的に障害を持つ彼らがこの社会で生活していくためには、支援が不足していたために起こってしまった事件であるともいえます。行政が制度内でできる限りの支援をしていたのか、そうだとすれば制度が不備だったのかもしれません。
 このような悲劇を二度と起こさないよう、行政はどうあるべきだったのか、検証が必要です。

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