中古車販売大手の株式会社ビッグモーター、次々に報じられるのは、もはや「不祥事」などというレベルではなく、会社ぐるみの犯罪です。
第三者委員会が6月までに提出した調査報告書では、社員の4人に1人が不正な作業に関与したことが明らかにされています。顧客の車にわざと傷をつけて修理費用を水増しし、損害保険会社へも不正に保険金を請求するような行為が常態化していたようです。
こんな状況を社長が知らなかったということは非常に疑わしく、仮に本当に知らなかったとしても、社長の利益一辺倒の姿勢がこんな犯罪組織を作ったのでしょう。また、事実が明らかになった後に、社長がマスコミの報道が大げさであるかのような批判をしたことが明らかになり、「反省していない」と火に油を注ぎました。
これは、役員の誰かが関与していたなどというレベルではなく、詐欺行為で利益を上げるための会社と言っていいレベルです。フィリピンから送還されて逮捕されたルフィーとかミツハシとかの特殊詐欺グループと、本質的に同じです。
これほどの「組織犯罪」となると、いかに非上場会社といっても存続は難しいと思います。役員報酬の1年間の辞退程度ではとてもとても・・・。誰もこんな会社と取引しようと思わないでしょう。今さら社会貢献的なことを社是に掲げたとしても、誰も信じません。
唯一、この会社が存続する方策は、経営陣の一掃しかないように思います。この社長が株主として影響力を持ち続ける形では、経営陣から外したとしても世間の納得が得られそうもありません。
これほどの会社は他にないでしょうが、コンプライアンス、ガバナンスを大切にしなければ組織の継続が許されないことが、あらためて示されました。
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