福島原発の「処理水」の海洋放出を8月24日に開始することに決定したことが、23日に報じられています。多くの国民の感想は、「やっぱり!」といったところでしょう。

 政府と東電は、2015年に、福島県漁連に対して「関係者の理解なしに、いかなる処分もしない。」と文書で約束していました。当時の首相は安倍氏で、彼は国会でも自らの疑惑に係る問題で何度も嘘の答弁をしたことが認定されていますが、ここでも嘘をついたことになります。

 「政府と東電は約束を守るか?」 参照願います。

 

 安倍氏だけに嘘つきの汚名を着せるのは気の毒です。その後も閣僚らが、「約束は守る」などと嘘の上塗りをしていましたから・・・。さらに放出を決定後も、何の根拠もなく「一定の理解は得られた」などと噓を重ね、恥の上塗りもしています。関係者をさらに怒らせるような弁解ではなく、嘘をついたことへの心からの謝罪をすべきでした。

 

 今となっては、海洋放出は、やむを得ないことなのかもしれません。仮にそうだとしても、なぜあのような無責任な約束をしたのでしょう漁民らの理解を得ることなど極めて困難、ほとんど不可能であることは、始めから容易に予想できたはずです。それにもかかわらず、その時点での立場を少しでも良くするため、できもしない約束をしたのでしょう。安倍氏がもし生きていたら、どう言い訳したか、聞いてみたかった気もします。

 これでは、沖縄の米軍基地について、何の成算もないのに「最低でも県外」などと寝言を言って混乱を招いた鳩山元首相並みです。

 

 こんな有様では、政府や政治家の言葉に対する国民の信頼は低下するばかりです。一度約束したことは命がけで守るような人でなければ、国民の信頼は得られず、痛みを伴う改革などできないでしょう。

 そんな政治家を期待するのは、無いものねだりでしょうか?

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