徳島県で、県教委が高校などに配備した「1人1台」のタブレット端末の故障が多発していることが問題になっています。約8億円かけて1万5千人ほどの高校生に配付しているうち、現時点で3,500台以上が故障で使えず、複数生徒で1台を使うなどの緊急措置をとっているようです。
故障機は全て中国の「ツーウェイ」社製です。今年の7月くらいから故障が急増したようで、県教委ではこの夏の異常な暑さが原因としています。たしかにそれもあるでしょうが、他のメーカー製ではこんな現象が起こっていないので、やはり品質が劣悪だったのでしょう。
調達は気を遣う
私も若いころ県教委でパソコン、CADなどの整備を担当していました。ただ、そのころは今のようなWTOの国際調達のルールなどはなかったので、今よりはずっと楽でした。それでも、採用しなかったメーカー等から苦情を言われないよう、機種選定にはとちも気を使いました。
その後、管理職になってから携わった調達では、WTOのルールがあったので、国際問題を起こさないよう苦労しました。今回の徳島県の調達も、金額からもちろんWTO案件でしょうから、難しい問題もあったかもしれません。
納入実績要件は?
今回の徳島県のケースで私が疑問なのは、国内での一定の納入実績があることを要件にしなかったのだろうかという点です。中国製は除くなどという条件は難しいでしょうが、国内の教育機関や研究機関での数千台規模の納入実績のあるメーカー、製品であることを要件とすることは可能だったような気がします。それをしなかったとすれば、冒険が過ぎたと思います。既に十分な実績があったとすれば、徳島県教委は不運だっと言っていいかもしれません。
中国製のパソコンやタブレットについては、バックドアが仕込まれているかもしれないという懸念もあります。高校で学習用だけに使用している分にはあまり問題にならないでしょうが、数年後に一般に払い下げられると危険かもしれません。
今回の騒動、全国的にいい教訓になったかもしれません。
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