年末年始には本書を読み、新年に向けた準備としています。今年は、年末年始の休暇の前に読むことができました。2024年、世界はますます厳しさ、危険さを増していきそうです。

 本書には、日本や世界の動向について23の論点で、解説されています。それらが、特集「Chapter1 日本は豊かになれるのか」「Chapter2 世界企業の新常識とは」、「Chapter3 対立深まる世界のゆくえ」に分類されています。

 特集には、2024年を予測する3つのキーワードとして、生成AI、グローバルサウス、相次ぐ重要な選挙が解説されています。生成AIについては、この特集のほか、Chapter2の中の「ビッグテックの覇権はまだ続くのか?」などの論点にもなっており、IT音痴の私にもこの開発を取り巻く状況はなんとか理解できました。生成AIを使いこなして業務に活用していくことは、職業人として必須のスキルのようです。

 

 2024年に相次いで実施される重要選挙の中でも、1月の台湾総統選挙にまずは注目しなければなりません。その結果が、今後の中国の出方を左右します。最大の懸念、中国による台湾への武力侵攻があることを想定して、日本も備えなければなりません。中国共産党とすれば、目の前に自由を謳歌して繫栄する台湾が存在することは、自らの統治が成功していることに疑念を抱かせるもので、目障りで仕方ないでしょう。中国の動向から目が離せません。

 日本の異次元緩和の出口新NISAを含む日本の株式市場の予想なども必読です。私は以前からネット証券にNISA口座を開設して利用しており、新NISAももちろん利用します。貯蓄だけで投資をしないことはリスクであることを認識すべきでしょう。
 

 その他、少子化による人口爆縮問題二酸化炭素排出の問題人手不足と賃上げの問題など、目を通しておくべき論点が網羅されています。総じて、あまり明るい未来は残念ながら感じれれませんが、少しでもいい方向に進むよう政治を監視しなけらばなりません。

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