年末年始には、本書と「日経大予測」を読み、今の社会を理解するよう努めています。「日経大予測」は世界情勢、政治、経済の問題が深く掘り下げられていて、本書は幅広い分野の論点が取り上げられているので、両方読むことが必要と感じています。
「日経大予測2024 これからの日本の論点」(日本経済新聞社)を読んで 参照願います。
本書は、「巻頭言スペシャル」に橘玲氏の『「経済学的に正しい」臆病者のための新NISA投資法』など9論点、「政治」には「日本維新の会は野党第1党たりうるか」など8論点のほか、「国際政治」「経済」「芸能・エンタメ」「スポーツ」など12分野(全部で14分野)から100の論点で識者が解説しています。その他、ところどころに「〇〇年の論点」というコラムが挟まっていて、2004年の小泉劇場などを振り返っています。
今年も、本書を読んで新たに多くのことを知ることができました。
新型コロナ禍で行われた全国一斉臨時休校は専門家との相談なしにバカな政治家どもが勝手に決めたことは、薄々聞いてはいましたが確認することができました。障害の有無にかかわらず全ての国民が読書を楽しむことを目指すいわゆる「読書バリアフリー法」が2019年に成立していること、PFAS(ピーフアス)などの化学物質が我々の健康を害している可能性があるにもかかわらず環境省が実態調査に後ろ向きなこと、土の中には空気中の窒素を固定する作用のある細菌が存在することなど、私にとっては本書を読んで初めて得た知識でした。
今の生成AIは言葉の意味を理解しているわけではなく、蓄積した膨大なデータから次の単語との近さや出現率の高さから次の言葉を導き出すだけであることは聞いていました。それが、人間も結構、意味を理解せずにノリに合わせて応答することで会話を成立させていることとの類似性があるとの指摘には、うなずかされました。
新NISAの活用法など、すぐに役立つ情報も多く、やはり本書は、新年のなるべく早いうちに読んでおくべき本だと思います。
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