1月13日の台湾の総統選挙で、中国と距離を置く立場の民進党の頼清徳(ライチントー)候補が、国民党候補らを破って当選しました。もっとも、中国との関係については、本音は分かりませんが3候補とも現状維持を訴えていたようで、誰が当選しても中国との統一が劇的に進むことはなかったでしょう。

 私も、民主主義を大切にする立場の候補の勝利を歓迎していますが、こと2024年に限って考えれば、他の候補の方が習近平が暴発する可能性が少なく、平穏だった気もします。同時に行われた立法院の選挙で与党が議席を大きく減らして過半数割れしたことで、習近平が矛を収めていてくれればいいのですが、目を離せません。

 中国が選挙干渉っぽい下らない圧力などかけていなければ、もしかしたら逆の結果になっていたかも。

 総統選挙は盛り上がりました。自由な社会を経験し、自分たちの今後を託す代表を選挙で選ぶ高揚感を経験した人々は、選挙もない専制主義国家に統合されることなど是認するはずがありません。平和的統合が実現するとすれば、中国が自由で民主的な国に生まれ変わったとき以外にないでしょう。

 

 米英軍がイエメンのフーシ派の拠点を攻撃しました。フーシ派が航行する艦船を襲撃している以上やむを得ない面もあるとは思いますが、これによりアラブ諸国、イスラム諸国の米国に対する反感が一層増し、グローバルサウスの米国離れが進みそうな気がします。米国がイスラエルを抑え、パレスチナに対する侵略をやめさせなければ、今回の戦争にはイスラエルが勝ったとしても、事態は悪化する一方でしょう。

 ウクライナでは欧米の支援疲れが深刻で、ウクライナが苦境に立っています。

 2024年は、いわゆる民主主義陣営にとって多難な年になりそうです。


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