バイデン米大統領が5月8日に、ガザ地区ラファへのイスラエル軍の侵攻断念を迫る中で兵器供与の停止に言及したことに対し、イスラエル側は強く反発しところが報じられています。ネタニヤフ首相は「単独でも戦う用意がある」と述べるなど、戦闘継続の姿勢を崩しません。ガザ地区各地への攻撃も続いています。

 

良い兆しはあるが

 米国とイスラエルの亀裂が深まっていること自体は、良い兆しです。たしかに、イスラエル軍はラファへ侵攻する武器は既に準備済みでしょうが、米国からの供与が止まれば長期的には苦しいでしょう。

 米国がイスラエル支援を続ける限り、世界からの孤立は避けられません。米国が孤立すれば、喜ぶのは「ならずもの連合」のロシア、中国、北朝鮮などです。米国は、イスラエルを守るか民主主義を守るかの二者択一を迫られています。

 国連総会で、パレスチナの国連への正式加盟が圧倒的多数で支持されたのも、いい兆しです。イスラエルの国連大使などが示した駄々っ子のような感情的な反発は、とても見苦しいものでした。米国なども、イスラエル支持を続けることを躊躇せざるを得ないでしょう。

 世界各国でイスラエルの非人道的な姿勢に対する批判が高まっていることも、いい兆しです。米国の多くの若者も立ち上がっています。

 

最後はイスラエル国民が立ち上がるべき

 ネタニヤフは、政権を維持するには戦争を継続するしかないので、侵攻を続けようとするでしょう。しかし、今回の一連の紛争で、当初はイスラエルに同情的だった国際世論も、すっかりイスラエルから離れてしまいました。

 私もすっかりイスラエルが嫌いになりました。イスラエルは孤立しつつあり、米国も道連れにされることを避けるために最後はイスラエルを切り捨てるでしょう。イスラエル国民もそのことは気づきつつあり、反ネタニヤフ政権の機運が高まっているようです。
 イスラエル国民は、世界に反イスラエルの機運がこれ以上高まることを防ぐためには、ネタニヤフを一日も早く引きずり下ろすべきでしょう。世界の人々のネタニヤフへの憎しみがイスラエル自体への憎しみに転化する前に・・・。

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