新潟県の上越市議会が、7月19日の臨時会で、中川市長の辞職勧告決議案を可決しました。市長は、6月の市議会一般質問で、市内で昔から化学工場を操業している企業名を挙げた上で「工場では高校卒業程度のレベルの人が働いている。企業誘致で頭のいい人だけが来るわけではないことを前提にしなければならない。」などと発言しました。その後、撤回して工場に出向いて謝罪しましたが、騒動は治まりません。
市長は以前にも、市内の私立高校について「レベルが下にある」などと発言するなど、失言を繰り返し、抗議を受けては謝罪しています。
市長としての資質
中川市長には、大学へ行かなかった人、学力が低い人を下に見る差別意識があるようです。本人は否定するかもしれませんが、同じような差別発言を繰り返しており、そのような意識があることを否定できないでしょう。
ただ、自分より学歴が下の人に対する差別的意識は、彼だけでなく、多くの人が持っているだろうと思います。そのことをもって「市長の資質に欠ける」とまでは言えない気がします。
問題は、彼がそんなことを何度も口にしている点です。これは、彼が、そんなことを言えば相手を傷つけるのではないかと考える思いやり、理性に欠けているとしか考えられません。相手の立場から考えてみるということをしない人なのでしょう。
この資質は、長、政治家、さらには行政職員にも必須で、しかも、「心を入れ替え」ても簡単に身に着けられるものではありません。彼は、辞職すべきだと思います。
市議会の覚悟は?
市議会の辞職勧告決議で、市長が潔く辞職すれば一件落着です。問題は、辞職勧告決議には強制力はないので、市長が無視して居座った場合です。
市議会に、市長の不信任を議決するだけの覚悟があるかどうか?
不信任決議は、議員総数の3分の2以上が出席して4分の3以上の賛成で決議されます。この決議があった場合、長は議会を解散するか、辞職又は失職するかを選択しなければなりません。議会が、そこまで腹をくくれるかどうか、市長と議会とが腹の探り合いをするのでしょうか?
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