終活の一環として、老後を楽しく生きるためのノウハウを探るため、この種の本を多読しています。つい先日この著者の本を読み、おもしろく、参考になったので、本書も読んでみました。私の妻は私より5歳若いので、私は「ひとり老後」の可能性は少ないのですが、「ひとり老後」で有効なノウハウは私にも有効だろうと思います。

 『「がんばらない老後」のすすめ』(保坂隆)を読んで  参照願います。

 本書の第3章は「ケチケチせずに賢く倹約する」です。ここでは、まず、贅沢な消費文化にどっぷり浸かった愚かな生活を戒めています。次に、定年後も住宅ローンを払い続けるような計画は老後破産一直線だとしています。

 また、生活費の「レコーディング・ダイエット」が推奨されています。レコーディング・ダイエットとは、食べたものと体重を毎日記録するというダイエット法です。あれを食べたから体重が○キロ増えたという原因と結果が明確になるので、自然に食生活が改善されるというものです。これを生活費のやりくりに応用し、家計簿をつける「監視と記録」により、無駄な出費に気づくことができるというわけです。

 さらに、生活費をうまくやりくりするためには、週単位の家計簿がお勧めとのことです。月単位より週単位のほうが変動幅が狭くなり、無駄に気づきやすいとのこと。月単位で請求が来る光熱水費等を除けば、たしかに週単位のほうがいいかもしれません。お金を貯める時だけでなく、使うのを倹約する時も、目標を刻んだ方が気持ちの負担を減らせるそうです。

 第4章「健康的な生活がいちばんの節約になる」では、体を動かすことや、毎日決まったタイミングで体重と血圧を測り、記録(グラフ)することが推奨されています。体重変化が一目瞭然になるので、自然に対策を講ずるようになり、「測るだけダイエット」という言葉まであるようです。

 病気をしても「一病息災」と考えることや、病気や不安に慣れることも推奨されています。過度に不安にならず、楽観的に生きるのが賢い生き方です。

 69歳の私はまだ勤めていますが、本書を読んで、本格的な隠居生活、年金だけの生活が楽しみになってきました。
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