本書の副題は「人生の後半を後悔しないライフプランのつくり方」です。著者は、大手冠婚葬祭会社サンレーの代表取締役社長をされ、終活、死などに関する多くの著作もある方です。
「終わり良ければ・・・」という言葉もありますが、満足して死ぬためには最後の仕上げ、老いから死に至るプロセスを最も重視しなければなりません。特に、現役を引退してから死ぬまでが長くなった現代においては、「第2のライフプラン」を作ってマネジメントすべきと著者は述べられています。それは、その通りでしょう。
「第2のライフプラン」を作るに当たって、自分の葬儀をイメージして、友人らにどんな弔辞を読んでもらいたいか、家族にどんな思い出話をしてほしいかを考えることを著者は提案しています。私はエンディングノートを既に書いており、葬儀の段取りを描き残す際には自分の葬儀をイメージしています。葬儀についての希望では、できるだけ簡素に、弔辞など不要としています。私は、それでいいと思います。
また、死ぬまでにやっておきたいことを50、リストアップしてみることを推奨されています。それらを一つずつ実現しながら老いて死に近づいていけば、理想的な死に方ができるかもしれません。私も少し考えてみましたが、とても50も挙げられません。引退したら、ゆっくり考えてみます。
本書が紹介し、勧めている取組の多くは、死の恐怖を克服するためのものが多いように思われます。私は、もちろん早く死にたいわけではありませんが、長生きしたくもなく、死ぬことは特に怖くありません。だから、その部分は私にはあまり参考にならないのですが、満足して死ぬための準備に関する部分は、引退後の生活の参考になります。
四国のお遍路さん巡り(自分の足で)やお伊勢参りも推奨されています。還暦や米寿とかの長寿の祝いを盛大にやることも推奨されています。私は、自分の還暦は特に何もしませんでしたが、定年退職後の職場を退いた際などに、子供の経費負担で子や孫も一緒に温泉旅行に連れて行ってもらいました。サラリーマンは、年齢の区切りではなく、勤めの区切りに思い出になるイベントをするのがいいような気がします。
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