「台湾有事」を巡る高市首相の国会答弁に関連する騒動が続いています。私も高市首相の発言は踏み込み過ぎで、もっと曖昧にしておくべきだったと考えており、支持しているわけではありませんが、中国側の反応には反発を覚えています。

中国の外交官の資質

 外交には礼節が必要なことは当然です。チンピラヤクザのような言動では、仮に主張が正しくても、国の品位を落とします。今回の中国の在大阪総領事もそうですが、これまでも中国外交官の野卑な言動が顰蹙を買うことがありました。

 あの中国外交官たちは、どのように採用され、どんな教育を受けてきたのか、非常に疑問に思います。国内ウケを狙ったパフォーマンスかもしれませんが、あれでは文明国の外交官らから嘲笑され、まともな外交交渉などできないでしょう。

国家の主権と人権

 「台湾問題は内政問題」というのが中国の一つ覚えの主張です。仮にそうだとしても、他国は絶対に干渉すべきでないとは言えないと思います。これまでも、ある国の内部で人々の生命や人権が危険にさらされているとき、国際社会は生命や人権を守るために介入してきました。人の生命や人権の方が、国家の主権より優先されるべきです。このような考え方は、人権が尊重されない中国やロシアのような専制主義国家では理解できないでしょう。

 中国が台湾に武力侵攻すれば、確実に多くの人命が失われます。また、現在、台湾で人々が危険にさらされているわけでなく、言論の自由等も保障された社会で平和に暮らしています。

 そのような状態で、その平和を武力で壊そうとするならず者がいれば、国際社会がその平和を維持しようと努めることは当然です。武力行使を伴わず、平和裏に統一を図る限りは、他国も中国の国家主権を尊重すべきでしょうが・・・。
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