11月21日、新潟県の花角知事が、予想どおり新潟県民を裏切り、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働を容認する考えを表明しました。今後、12月2日招集の定例県議会で自身の信任・不信任を諮り、信任されれば、地元同意を得たと判断するようです。県議会は自民党が過半数を占め、知事の判断を追認することは確実です。その場合、年度内にも運転再開が見込まれます。

 これは、明らかに知事、県議会自民党による県民への裏切りであり、茶番です。

裏切り、茶番とする理由

 知事は知事選の際など、再三にわたって再稼働の判断に当たっては県民の信を問うと述べており、県民は当然、県民投票か知事選挙と信じていました。知事は県議会で選ばれるわけでもないのに、県議会での信任には全く意味がありません。何より、知事は、「県民の信を問う」と約束していたのであり、「県議会の信を問う」と言っていたわけではありません。

 世論工作にもかかわらず県民世論が再稼働に反対のままだったので、ゴールポストを動かしたのでしょう。

裏切り、茶番とする理由

 判断材料として県が実施した県民意識調査では、再稼働への反対が6割を占めている状態で再稼働を容認するのは、県民の意見の無視であり、明らかに裏切りです。この点について、意識調査では周辺地域の方が容認の割合が高いことを根拠に、「安全・防災対策に関する正確な情報を周知していけば、理解が広がっていくと判断した」と説明ていますが、根拠の薄いこじつけです。原発に経済的に依存していたり恩恵を受けたりしている人の多い周辺地域が、容認派が多いことは当然です。また、知識がある人は容認するはずで反対する人は知識が足りないと決めつけることは、非常に傲慢な姿勢で、根拠がありません。

裏切り、茶番とする理由

 県は、事故の際の避難路確保のための道路整備等を国に要請し、予定しています。それらが完成しないうちに再稼働させるということは、完成前に事故が発生した場合、住民の安全が確保されないということです。

 そもそも、雪国では、豪雪の際の円滑な避難など不可能です。豪雪の際に、生活道路も含めて円滑な通行を24時間確保することなど、できるはずがありません。そんなことは、知事も県会議員も、誰でも知っていることでしょう。

 新潟県民だけの問題ではありません。福島と同程度の事故が万一発生すれば、少なくとも首都圏を含む東日本全体に危険が及びます。責任を取ることができる人がいるのでしょうか?管理できる範囲のリスクしか背負わないのが危機管理の基本です。
 無責任なことをしでかしたものです。
 「新潟県知事は県民の意見を無視するか?」
 「福島原発事故の数々の奇跡」  参照願います。

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