高市総理の台湾問題に関する「存立危機事態」発言、中国は経済不振による国民の不満を外に向けるため、ますます強硬な姿勢を示しています。レアアースの日本に対する輸出中止にも踏み切りました。長期的には世界各国との協力で中国に過度に依存しない体制の構築が進むでしょうが、少なくとも短期的には日本経済に深刻な打撃になりそうです。
あの発言、もっと曖昧にし続けておくべきものを、不用意に少し具体的にしてしまったのは、明らかに失敗でした。官僚が書いた従来どおりの答弁を繰り返し続けなければならなかったのに、自分の言葉で答えようなどと余計な色気を出してしまいました。
撤回も悩ましい
今となっては解決は困難で、かなり時間がかかってしまう気がします。あの発言を撤回すれば、右派層を中心とする今の高支持率が急落するでしょう。また、撤回して元のあいまいな状態に戻るならいいのですが、ここで撤回すると台湾有事に日本は手を出さないというメッセージになってしまいそうです。米国トランプが台湾を見捨てるという見方もあり、習近平の台湾への武力侵攻のハードルを大きく引き下げてしまいます。
1月10日、高市総理が衆議院解散の検討を党関係者に伝えたことが報じられ、次の国会で予算審議もしないうちに解散する雰囲気になってきました。この総選挙で自民党が大敗し、政権交代が起これば、問題がうやむやになって元のあいまいな状態に戻せるかもしれません。
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