県庁を定年退職する1年半ほど前、病気で2か月半ほど入院しました。死を意識するきっかけになる程度には重い病気でした。幸いにも回復し、定年退職して翌日から再就職先で働き始めましたが、以前よりは時間に余裕ができたので、エンディングノートの作成を始めました。私が死んだ時に、妻や子が困ることを少しでも減らしたいためです。

 ネットでも参考様式が得られ、金融機関の「終活セミナー」等に行くと記入式のエンディングノートが配られたりしますが、いろいろ考えて、結局パソコンを使って自前で作りました。状況に応じて、加除、修正が簡単にできるようにしたかったのです。

私のエンディングノートの構成

 私のエンディングノートは、「覚書・本編」「資産・保険編」「基礎知識編」の3編と、付属資料として、「万一の際の連絡先」「大切なものの保管場所」で構成しています。

 「資産・保険編」は、毎年12月末時点で口座の残高や評価額等を把握し直して改訂していますが、それ以外は必要があれば改訂しています。メインとなるのは「覚書・本編」で、ここには私が死んだ時の葬儀の段取り等が、「病院等で死にそうになったとき、死亡直後」「通夜まで」「通夜から告別式まで」「四十九日まで」「四十九日後」と項目分けし、私の父の葬儀の際の体験をベースに段取りを記載しています。葬儀等の段取りのほか、年金や預貯金等の各種手続き、財産の確認、遺産分割協議、所得税の準確定申告、相続税申告の段取り等も記載しています。まるで「事務引継書」です。

 始めは「本編」の中で解説を加えていたのですが、煩雑になったので、不動産登記、戸籍、住民票、固定資産税(納税通知書、課税台帳、名寄帳のこと等)、所得税、住民税等の基礎的な事項を「基礎知識編」として独立させました。これは役立ちました。

既に活用

 私は、県庁を定年後の第2の職場で市町村職員の研修の企画、実施もしていました。そこで、現場から、新採用職員に所得税や住民税、住所や本籍等の基礎知識を教えてほしいという要望がありました。私のエンディングノートの「基礎知識編」を少し編集し直せば対応できそうだったので、1時間半の科目「地方公務員の必須知識」に構成し、新採用職員研修の中で実施しました。県職員時代、固定資産税等の市町村税、住民基本台帳、土地売買などを担当した経験があり、その集大成です。
 私が死んだ時に、この「基礎知識編」も子ども等の役に立つことを想像すると、うれしい気持ちになります。
 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

スポンサードリンク