NPT(核拡散防止条約)再検討会議が4月27日から約4週間の予定でニューヨークの国連本部で開催されています。この会議は原則5年に1度開かれますが、過去2回続けて最終文書を採択できなかったとのことです。米中ロ等の横暴なふるまいで世界の分断が深まっている中、今回こそ何らかの成果文書の採択を期待する声もあります。
私はこのNPT体制に以前から嫌悪感、不信感を持っています。そもそも、自分たちだけ核兵器を持っていて、他の国に持つなというのは、自分勝手以外の何物でもありません。核を持つ国が世界の平和を維持する役割を果たしているのなら、まだ容認もできますが、核保有国が率先して国際法に違反し、核を持たない国に武力攻撃をしている現状では、もはや一片の正当性、合理性も認められないでしょう。自分で核兵器を持ちながら、中ロが日本が核保有の動きがあるなどと非難する演説をしていましたが、茶番です。
現に、米ロ等を信じて持っていた核兵器を放棄してしまったウクライナは、核保有国のロシアに武力侵攻されました。
先日読んだ「2030 来るべき世界」という本に、広島大学講演会で日本の核兵器保有を勧めるエマニュエル・トッド氏と、それに反対する広島大学の越智学長と対談した記録が載っていました。そこで、学長は、銃を持たない社会の方が安全であるとし、核兵器保有国が増えるほど世界は不安定になると主張されています。しかし、日本で我々が銃を持たずにいられるのは、警察という公的機関が治安を維持してくれているので一応安心できるからです。現在の世界情勢の下では、期待できないことです。
「2030 来るべき世界」(エマニュエル・トッド、オードリー・タンほか)を読んで 参照願います。
「再検討会議」でどのような議論が行われるか一応注目してはいますが、現実主義者の私はあまり期待していません。
![]()
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。
サイト案内(目次)へ
コメント