7月17日、皇室典範の改正が国会で成立しました。1947年に施行されて以来、実質的な内容を持つ改正は初めてとのことです。リベラルを自称しながら天皇や皇室を敬愛している私は、改正内容については一部賛成なのですが、改正過程は高市内閣の独善的で強引な性格を如実に示す酷いものだと思います。

女系、女性天皇

 反対していた人たちの理由の多くは、女性、女系天皇を認めなかったことのようです。しかし、この点、私は反対ではありません。この部分の改正を議論していい時期ではないと思うことが最大の理由です。今の時期、この議論をすることは、悠仁さまに対して非常に失礼な気がします。愛子天皇待望論は理解できますが、国民の人気で次期天皇を決めてしまうことには、危険なものを感じます。

 また、日本の天皇が少なくとも千数百年の間、男系で続いてきたことにも価値を感じています。性染色体であるY染色体は、父から息子にのみ伝わるもので、母親の影響を受けません。それが千年以上も受け継がれていることに、生物学的な価値を感じます。だから私は、女性天皇には賛成ですが、女系には反対なのです。

改正過程の酷さ

 共産党など4党派が反対し、立憲民主党や保守党が賛否を明らかにしていない状態の案を「立法府の総意」とすることに傲慢さを感じます。また、この「立法府の総意」は、この時点で国民の多数意見とは明らかに異なっていました。

 さらに、国会に提出された改正案には、「総意」に含まれておらず、議論すらされていない養子の子を天皇にすることまで含まれていました。これは、政権が勝手に付け加えたもののようで、騙し打ちです。こんな重要なことを勝手に加え、数の力で押し通してしまうこの政権、早く終わっていただきたい。

 その後の世論調査では、さすがに高市内閣の支持率が半数を下回ったのも当然です。今後もさらに低下し、まともな政権が誕生することに期待しています。
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