骨太の方針2026が7月21日に閣議決定されました。報じられている内容は目新しいものはなく、総花的で、強い経済を目指して投資するという旧態依然としたものです。「総花」の一つに現役世代の保険料率の引き下げに触れていますが、人口問題に正面から取り組むものでもなく、目先の選挙対策にしか見えません。「骨太」というからには、目先の選挙に不利になっても日本や世界の将来のために実行すべきことを掲げてほしいものです。
また、温暖化によって連日記録的な猛暑が続いていますが、強い経済を目指すというばかりで、温室効果ガスの排出削減とどう調和させるつもりなのか、一向に見えません。温室効果ガスの削減目標は、もう諦めたのでしょうか?猛暑による死者が相次いでいるのに、エアコンを適切に使えというだけで、解消に向けた対策は検討すらされていないようです。
全体として、子や孫の世代の生活のことが全く考慮されていません。普通は自分の子や孫の生活のためなら、今の自分が多少の苦労をしても我慢できるものでしょう。子や孫の生活があまり過酷なものにならないようにするには、化石燃料やプラスチックの生産、消費を抑制しなければならないと思いますが、そういう視点がないようです。
もちろん日本だけで実現できることではなく、米国大統領があのような人物ですから困難であることは承知していますが、だからといって何もしないでいていいわけではないでしょう。
あの方針では、産業界は喜ぶかもしれませんが、円安がますます進み、生活が苦しくなる将来しか想像できません。首相が睡眠不足で読書時間も確保できないようでは、目先のことしか考えられなくなるのは当然かもしれません。
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