9月8日、経済協力開発機構(OECD)は昨年(2025年)実施した国際学習到達度調査(PISA)の結果を公表しました。この調査は、OECD加盟38か国のほか非加盟を含む91の国・地域を対象として行われ、日本は読解力、数学的応用力、科学的応用力の3分野全ての平均点で、OECD加盟38か国中1位でした。しかし、非加盟国・地域を含む全体では、日本はそれぞれ4位、5位、5位で、前回(2022年)調査の3位、5位、2位から低下しています。
記事の見出しによる印象の違い
「日本が全分野で1位」とか「日本が3分野全てでトップ」とかの見出しを付けたメディアもあります。一方、「高1学力トップ水準維持」といった控えめなもの、「学力低下、危機感募る」といった問題意識を前面に出したものもあります。同じ事項でも、切り取り方の違いで、ずいぶん印象が違ってきます。
内容を詳しく読めば、楽観できる状況でないことは間違いありません。
日本の教育の課題
前回2022年調査と比較すると、3分野すべてで平均得点が低下したものの、日本はいずれもOECD平均を上回りました。参加国・地域全体で得点が低下した中、日本の低下度合いが相対的に低かったようです。全体的な低下の要因の一つに、移民の増加があると考えられ、日本は比較的影響が少いでしょう。
もう一つ、交流サイト(SNS)閲覧時間の増加も学力低下の要因にあげられますが、日本にとっても対応が必要な問題です。
読解力、数学、科学の3分野とも、低得点層の割合が前回調査より増加していることも困った問題です。SNS時間の増加が影響しているのか、日本社会の格差拡大を反映しているのか・・・?
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