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昨年(平成29年)末、埼玉県議会が、「原子力発電所の再稼働を求める意見書」を採択し、衆参両院議長や安倍首相などに送付したとのことです。そのことを知った市民らが抗議デモを繰り広げ、地元では一部のマスコミが報じたようですが、全国的にはほとんど注目されなかったようです。
多くの県民が恥ずかしく思っている
報道によると、ネット上では「埼玉に原発を作れ」「放射性廃棄物の処分場は埼玉に作れ」という声が溢れているとのこと。また、このような他県に危険や負担を押し付ける決議をしたことを恥ずかしく感じている埼玉県民も多いとのことです。
私も、最初にこのニュースに接した時に感じたのは、「よく恥ずかしくもなく、こんな決議ができるな!」ということでした。原発の立地地域の自治体がこういう決議をするのなら、まだ理解できます。しかし、他地域でこういう決議をするというメンタリティーは、全く理解できません。日本人として恥ずかしいという感じです。
多くの埼玉県民が、恥ずかしいと思っているという報道に、わずかな救いを感じました。
どういう考えでこんな決議を?
東洋経済オンラインが意見書を取りまとめた自民党県議会議員にインタビューした記事を読んで、次のようなことが分かりました。
1 この意見書は、「電力やエネルギー関連の団体」からの要請に応えて取りまとめたもので、自民党本部など中央からの要請ではないと言っている。
2 意見書では、「高レベル放射性廃棄物の最終処分に向けた取り組みを強化すること」を求めているが、処分場を埼玉県で引き受ける覚悟はない。
3 取りまとめに当たった自民党議員の個人的意見では、トランプ大統領と同様、地球温暖化はうそだと考えている。
4 同じく私見では、放射性廃棄物は、今後実用化が期待される宇宙エレベーターで宇宙空間に運んで処理してしまえばいいと考えている。
「電力やエネルギー関連の団体」というのは、電力会社からの資金でいろいろな運動をしている団体でしょうか?そういうところからの要請による行動であることを自ら明らかにしてしまっていることに、「なんと正直な!」と一種の驚きを覚えます。
自民党県議会議員さんの中には、反対の声がなかったのか、不思議です。私のように保守的な考えの人は、こういう行動を恥ずかしく感じる傾向が強いのではないかと思っていました。
今回の決議は、あまりに恥ずかしすぎるので、他の都道府県には広がらないだろうと思います。
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