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日大アメフト部の意図的な危険反則行為で、日大当局の対応が後手に回り、世論を敵に回してしまいました。たしかに危機管理としてはお粗末なものです。
とばっちりで、同大学の危機管理学部が、非難されています。あんなお粗末な危機管理をしている大学で、危機管理なんて教えられるはずがないというわけです。
大学内部の動きを推測する
おそらく、日大当局では、この問題を「危機」として認識していなかったのでしょう。アメフト部の監督などのスタッフに任せてしまったのだと思います。
監督自身が、大学の常務理事という一般的な物事はすべて決定する権限を持つ立場であったことも影響したかもしれません。部の外部から口出しなどされたくなかったとも考えられます。
早い時点で危機管理学部の専門家に助言を仰いでいれば、あのようなお粗末な対応ではなかったはずで、相談などはなかったのでしょう。
危機管理学部に責任は?
では、危機管理学部に責任は皆無かといえば、そうではないと思います。
早いうちに、これは大学にとって「危機」だから、危機管理の対応を危機管理学部に任せてほしい旨を大学当局に申し入れるべきでした。それは、行われたのでしょうか?
この事件は、日大全体のイメージダウンにつながる問題で、危機管理学部も影響を受けざるを得ません。さらに、危機管理学部であるがゆえに、大学がお粗末な危機対応を行った場合、笑われてしまいます。危機の当事者でもあるのです。アメフト部の次に大きなダメージを受けるのは、平成28年に開設されたばかりの危機管理学部だと思います。
遅ればせながらでも、危機管理学部が乗り出して事態収拾に動いているのでしょうか?
他の組織にも言えること
組織内の他の部署で不祥事が発生した場合、普通は、あまり関わり合いになりたくないものだと思います。しかし、組織全体としてのダメージを最小限にとどめるために、他のセクションができることがあれば、やるべきなのでしょう。
日大危機管理学部には、今回の事案を教材にして、「組織内のある部署で危機が発生した場合の他の部署が行うべき危機管理」のようなテーマを検討され、マイナスをプラスに転じる試みを期待しています。
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