ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 生活 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

カテゴリ: 生活

 2月6日に2025年分所得税の確定申告をe-Taxで済ませた際、予想外に多額の還付になりそうで少し驚きました。それが、3月13日に私の口座に振り込まれました。

 県庁を定年退職して3つ目、県庁を含めて4つ目の勤務先を2025年6月末で辞めました。したがって、6月分給与までは源泉徴収されていましたが、年末調整は受けていません。それが理由の一つです。

 もう一つ、これが大きいのですが、基礎控除が大幅に引き上げられたことです。

 私は、若いころから株式投資をし、今は株主優待を主に楽しんでいます。保有しているのは当然上場会社の株式なので、その株式の配当金が支払われる際、20.315%(所得税15.315%+住民税5%)が源泉徴収されます。源泉徴収されている配当金は、申告しないこともできるのですが、2025年の私のような低所得者は、申告すると還付されます。

 私は、総合課税(他の所得と合算して課税)を選択し、他の所得(給与、年金、不動産等)と合計しても大した所得にならず基礎控除が引き上げられたこともあって、84,000円ほども還付になりました。
 年途中の退職という特殊事情があるとはいえ、こんなに還付して国の財政は大丈夫なのかと不安になります。私は所得が低いわりに源泉徴収されていた税額が多かったためたくさん還付をいただきましたが、基礎控除が引き上げられたので、所得が多い人ほど恩恵が多くなります。「103万円の壁」などという与太話に煽られた有権者は、そのことを理解しているのでしょうか?
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 3月10日、国会の質疑で「NISA貧乏」が取り上げられました。「NISA貧乏」とは、将来の不安に駆られ、NISA投資を優先しすぎるあまり、普段の生活を切り詰め生活が苦しい状態になっている人のことだそうです。20代の人が投資に回す金額が増加傾向にあり、NISAをやっている20代の月の平均投資額は「3万4432円」とのことです。

 こんな言葉、私は初めて聞きました。生活に支障をきたすほどならやり過ぎでしょうが、堅実な若者たちなのでしょう。「NISA貧乏」に陥る若者の気持ちはよく分かります。

投資せざるを得ない

 近年、物価上昇率が預貯金の利率よりずっと高い状態が続いており、預金していると資産の価値が減っていきます。せっかく稼いで蓄えた自分の財産を守るには、投資するしかありません。少しでも早く始める方が有利です。

 今の高市政権は、国債をさらに発行しようとしたり、日銀が利上げをすることに難色を示したり、「円」の価値をますます下げるようなことばかりしています。これでは、円安がますます進み、物価上昇も進むことは当然です。将来のことを真剣に考える真面目な若者は、投資を急ぐでしょう。

 しかも、円安が進むと予測すれば、いわゆるオルカン、米国市場のインデックス等の投資信託を選ぶでしょう。賢明なことだと思います。

特に今の世は

 私も、特に今は投資すべきだと考えています。AIが飛躍的に発達しているからです。AIによって生産性が上昇した分は誰の取り分になるのか考えると、多少は労働者にも分配されるかもしれませんが、大部分は資本家、経営者の懐に入るだろうと思います。その分け前に与るには、株式を保有し、資本家になっておくべきでしょう。

 国会で片山財務大臣が「ショックを受けた」などと能天気な答弁をしていたようですが、通貨の価値を毀損し、実質金利の大幅なマイナスをもたらしている政治の責任であることを自覚しているのでしょうか?
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 私の古巣の県庁では、平均で担当者は3~5年、係長以上の役職者は1~3年ほどで異動しました。県職員は、異動すると全く分野の異なる未知の業務を担当させられることが多く、異動してしばらくは前任者が残した事務引継書を見ながら業務を回し、3か月もすればベテランのような顔をしていなければなりません。

 私も異動のつど、たくさんの事務引継書を作成しました。そのためか、県庁定年後に書き始めた私のエンディングノートは、まるで事務引継書です。

 「元地方公務員のエンディングノート」 参照願います。

 メインとなる「覚書・本編」と「基礎知識編」は前に紹介しました。

 「資産・保険編」は、毎年12月末日付けで改訂しています。読んだ終活本に、老後破産を避けるために定期的に自分のバランスシートを作成すべきだと書かれていて、それに納得してこのようにしているものです。

 「資産・保険編」は、「預貯金」「証券」「保険」「不動産」と、持っているカードのリストで、本当は「債務」も加えるべきですが、幸い借金はなく、翌月に支払うべきクレジットカードの金額だけなので、省略しています。

 「預貯金」は、口座ごとに12月末日時点の残額で計上します。

 「証券」は、株式の銘柄等はいちいち列挙せず、証券会社等の特定口座ごとに列挙しています。各金融機関からの報告書やサイトには、参考評価額が載っているので、その金額で計上しています。

 「保険」は、貯蓄性のある保険とそれ以外の保険に分け、保険料と支払われる保険金等を記載しています。

 「不動産」は、1筆、1棟ごとに、種別(地目等)、面積、固定資産評価額、相続税評価額の一覧です。固定資産評価額は毎年の納税通知書で改訂しますが、相続税評価額は面倒なので気が向いた時に再計算することにしています。賃貸の状況等、必要に応じ特記事項を記載しています。

 カードのリストには、用途やどの銀行口座から引き落とされるか等を記載しています。
 私は亡父の財産整理を手探りでやりましたが、地方公務員で戸籍、所得税、固定資産税等の基礎知識があったので、なんとかなりました。私の子供たちは地方公務員ではなく、これらの知識もあまりないはずなので、この事務引継書(エンディングノート)が役立つだろうと思います。それを想像すると、その時が楽しみのような気持ちもします。
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 県庁を定年退職する1年半ほど前、病気で2か月半ほど入院しました。死を意識するきっかけになる程度には重い病気でした。幸いにも回復し、定年退職して翌日から再就職先で働き始めましたが、以前よりは時間に余裕ができたので、エンディングノートの作成を始めました。私が死んだ時に、妻や子が困ることを少しでも減らしたいためです。

 ネットでも参考様式が得られ、金融機関の「終活セミナー」等に行くと記入式のエンディングノートが配られたりしますが、いろいろ考えて、結局パソコンを使って自前で作りました。状況に応じて、加除、修正が簡単にできるようにしたかったのです。

私のエンディングノートの構成

 私のエンディングノートは、「覚書・本編」「資産・保険編」「基礎知識編」の3編と、付属資料として、「万一の際の連絡先」「大切なものの保管場所」で構成しています。

 「資産・保険編」は、毎年12月末時点で口座の残高や評価額等を把握し直して改訂していますが、それ以外は必要があれば改訂しています。メインとなるのは「覚書・本編」で、ここには私が死んだ時の葬儀の段取り等が、「病院等で死にそうになったとき、死亡直後」「通夜まで」「通夜から告別式まで」「四十九日まで」「四十九日後」と項目分けし、私の父の葬儀の際の体験をベースに段取りを記載しています。葬儀等の段取りのほか、年金や預貯金等の各種手続き、財産の確認、遺産分割協議、所得税の準確定申告、相続税申告の段取り等も記載しています。まるで「事務引継書」です。

 始めは「本編」の中で解説を加えていたのですが、煩雑になったので、不動産登記、戸籍、住民票、固定資産税(納税通知書、課税台帳、名寄帳のこと等)、所得税、住民税等の基礎的な事項を「基礎知識編」として独立させました。これは役立ちました。

既に活用

 私は、県庁を定年後の第2の職場で市町村職員の研修の企画、実施もしていました。そこで、現場から、新採用職員に所得税や住民税、住所や本籍等の基礎知識を教えてほしいという要望がありました。私のエンディングノートの「基礎知識編」を少し編集し直せば対応できそうだったので、1時間半の科目「地方公務員の必須知識」に構成し、新採用職員研修の中で実施しました。県職員時代、固定資産税等の市町村税、住民基本台帳、土地売買などを担当した経験があり、その集大成です。
 私が死んだ時に、この「基礎知識編」も子ども等の役に立つことを想像すると、うれしい気持ちになります。
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 2026年の正月、自宅でピーという電子音が断続的に鳴りました。何が鳴っているのか探したところ、寝室の天井に設置してある火災警報器(煙感知タイプ)が電池切れを知らせていました。
 

平成22年に設置した

 天井から取り外してみたら、脇に小さく「平成22年4月設置」と私の字で書いてあり、思い出しました。

 あの少し前、各住宅に火災警報器の設置が義務付ける法改正があり、その施行時期は市町村の条例に委ねられ、私の住む市ではそのころ施行されました。しかし設置がなかなか進まなかったため、県では県職員に率先して設置させることにし、職員に設置したかどうかを報告までさせました。

 私もその時、ホームセンターで購入してきて自宅に3つ設置しました。当時は管理職で、部下に設置を促す立場上、自分でも設置したわけです。3年ほど前、階段の天井に設置したものが電池切れになって、電池交換したことも思い出しました。

あれから16年か!

 電池の寿命は約10年ということでしたが一つは13年、一つは16年近くももったことになります。日本製品は優秀です。

 この16年、いろいろなことがありました。父を送り、県を定年退職してその後3つの職場を渡り歩き、実家を処分し、息子が就職し、孫が二人でき・・・。
 警報器は、その16ずっと我が家を見守り続け、電池の寿命が尽きることを知らせてくれました。その健気さに柄にもなく感傷的な気持ちになり、過ぎた日々を思い出しました。同じころに設置した県庁の同僚たちの家でも・・・。
 この次、警報器が電池切れを知らせるのは12~16年後でしょう。私は生きているでしょうか?誰が電池交換をしてくれるのでしょう?空き家で誰も気づいてくれなかったら可哀そうだな・・・。
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