イスラエルが、レバノン国内に対する空爆を繰り返し、とうとうヒズボラの最高指導者ナススララ師を殺害しました。アラブ諸国、イスラム勢力は、こぞってイスラエルを非難し、イランなどは武力行使も辞さない構えを示しています。
米国の孤立化
米国は、中東での紛争拡大についてイスラエルに自重を促していましたが、今回のヒズボラへの攻撃について、バイデン政権は支持を表明してしまいました。これは、イスラエルだけでなく、米国も孤立化させる行為です。米国は、ウクライナを武力攻撃しているロシアを非難するのであれば、イスラエルに対しても非難を続けるべきでした。
そもそもパレスチナの一連の問題は、イスラエルが入植地拡大等の形で周辺地域への侵略を続けてきたことが原因です。これを非難しないどころか支援までしている米国は、世界からダブルスタンダードと批判されて当然です。
日本は米国と距離を置くべき
日本は、日米安保体制は維持しなければなりませんが、米国一辺倒にならないよう距離を置かなければなりません。米国が正しいと判断できれば一緒に行動し、間違っていると判断すればそっぽを向かなければなりません。米国と一緒に世界から孤立するのは避けなければなりません。
自民党の石破新総裁は、日米地位協定の見直しを主張しましたが、それは当然、おおいにやっていただきたいと思います。しかし、自衛隊の訓練基地を米国に置くなどとも言っていますが、それは余計なことです。日本国内に米軍基地があるのだから、対等に見せかけるために米国内に自衛隊の基地を設置するなど、アホの極致です。米軍と自衛隊の一体化は絶対に避けなければならないのに・・・。
トランプ一派の言動を見ていて、異常だと感じる日本人は多いでしょう。同時に、今回の民主党バイデン政権のイスラエルへの対応を見ても異常だと感じます。英国すらICC(国際刑事裁判所)によるネタニヤフの逮捕状発行に反対しない意向を表明しています。イスラエル国内ですら、ネタニヤフの保身のための戦線拡大だという批判が広がっているのに、米国が支援を続けるのは異常だと思います。
日本は、米得と距離を置くべきです。
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