ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> エクセレント・カンパニー : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:エクセレント・カンパニー

   サイト案内(目次)

 日大アメフト部の事件について、危機管理の問題として論じているものは多数見かけます。このサイトの前稿などもその一つです。

「日本大学危機管理学部の危機管理」

「失敗学、危機管理論、組織論の教材の宝庫」

 

 危機管理の不手際で問題を大きくしてしまった面はたしかにあるのですが、危機管理以前の問題を忘れてはなりません。それは、日大アメフト部の監督などが、勝つためには相手にわざと怪我を負わせてもいいという勝利至上主義に陥っていたことです。

 

勝利至上主義に陥った組織上の問題

 あの悪質なプレーが監督などの指示に基づくものだとしたら、どんなに危機管理を巧みにやったとしても、大問題になって監督等の解任に至ることは避けられなかったと思います。問題の根本は、組織が勝利至上主義に陥ってしまっていたことです。

 フェアプレーよりも、勝つことの方に重い価値を置く組織になってしまったことには、勝つことの方が人事、給与面で有利になり、周囲からの称賛も得られるシステム、環境であったということでしょう。これを是正しなければなりません。

 

 この問題は、企業経営、組織論の中で、組織ビジョンなどとして論じられています。古くは、企業の利益を優先して消費者の安全を軽視した企業などが、市場から退場を迫られたこともあります。雪印乳業の事件、三菱自動車の事件などがそうでした。

 損失を顧みずに消費者、社会の安全を優先する行動を採ったことで、称賛され、業績を拡大させた例もあります。「エクセレント・カンパニー」などで紹介されていたと思います。

 

守るべきものを間違えている理事会の問題

 日大の当局の動きをみると、守らなければならないものを誤っているようです。選手や全学生、卒業生、大学のブランドを守るより、前監督などを守ろうとしているように見えます。世間からもそう見えているようです。

 通常なら、理事会が、選手、学生、大学のブランドを最優先にした行動を敢然ととるべきところ、理事会メンバー(前監督)や職員(コーチ連)の仲間意識の方を重視した行動をとっています。大学の危機であることを感じていないようです。これも、組織的な重大欠陥です。

 

日大はピンチをチャンスに転換を

 スポーツに重きを置いている日大は、勝利よりもフェアプレーに重きを置く組織風土に転換しなければならず、今が千載一遇のチャンスです。勝利至上主義の組織運営をしていた連中を排除し、フェアプレーに重きを置く組織風土に転換しなければなりません。

 今、アメフト部で徹底した調査をし、勝利至上主義に陥っていたスタッフを排除すれば、他の運動部に対しても強烈なメッセージになります。全学がフェアプレー重視の組織に生まれ変わることも可能です。

 そうすれば、勝つこと以上に社会の評価を高めることができる可能性があります。

 

 今、アメフト部は、それをしなければ、対外試合もできない状況に追い込まれており、躊躇している余裕はありません。

 幸い、世論は、選手たちには同情的です。選手たちが、今後試合もできないことは可哀想だと感じています。日大当局(理事会)の早急な決断が待たれます

   サイト案内(目次)へ

 読書が趣味ですが、私の読書には、優先順位があります。この優先順位は、人生のステージに応じて変化するのでしょうが、今のところはまだ、仕事に役立ちそうな本を第1順位としています。知識を得るための無味乾燥な読書になることも多いですが、結構楽しめるものもあります。

 

 県職員だったため、1年から4年ほどで異動しました。県職員の仕事は、異動すると全く未知の世界になってしまうことも多く、特に異動直後は勉強が必須です。意識的に勉強しなくても、半年もすれば普通に仕事をこなせる程度にはなれると思いますが、少しでも早く役に立つ職員になれるよう、異動のつど、それぞれの分野の勉強をしました。私は、仕事も生きがいの一つとしており、より精通した方が成果も上がり、達成感を得る機会が多いことを実感しています。

 

 地方自治関係の勉強はもちろんですが、高齢者福祉部門に配属されたときは、老人介護、生活リハビリなどの本を読み漁りました。

 病院に配属されたときは、診療報酬の解説書や病院経営に関する本を何冊か読みました。

 出納部門に配属されたときは、部下に簿記資格の取得を促す立場だったため、自分でも猛勉強したことから、読書はほとんどできませんでした。その代り、2年間の独学の結果、5年前に日商1級を取得できました。公務員のため、この資格自体が役に立ったことはありませんが、得た知識、意思決定の考え方などは、その後の仕事に役立っています。

 行政改革部門に配属されたときは、組織論、戦略論などの経営学関係の本をかなり読みました。仕事の必要から読んだ本ではありますが、私の生き方にも影響を与えてくれた気がします。「もしドラ」などを読めば分かるとおり、経営学には人間哲学のような側面もあります。もし私が、あの時期(管理職になる少し前の40代)に「エクセレント・カンパニー」「ビジョナリー・カンパニー」「最強組織の法則」などを読み漁らなければ、何でも自分でやりたがる「嫌な管理職」になっていた気がします。この分野は、今でも私のお気に入りのジャンルの一つです。

 

 読書のおかげで、仕事も楽しむことができ、もちろん生活も楽しんでいます。

 

   「座学の勧め」参照

↑このページのトップヘ