私の古巣の県庁では、平均で担当者は3~5年、係長以上の役職者は1~3年ほどで異動しました。県職員は、異動すると全く分野の異なる未知の業務を担当させられることが多く、異動してしばらくは前任者が残した事務引継書を見ながら業務を回し、3か月もすればベテランのような顔をしていなければなりません。
私も異動のつど、たくさんの事務引継書を作成しました。そのためか、県庁定年後に書き始めた私のエンディングノートは、まるで事務引継書です。
「元地方公務員のエンディングノート」 参照願います。
メインとなる「覚書・本編」と「基礎知識編」は前に紹介しました。
「資産・保険編」は、毎年12月末日付けで改訂しています。読んだ終活本に、老後破産を避けるために定期的に自分のバランスシートを作成すべきだと書かれていて、それに納得してこのようにしているものです。
「資産・保険編」は、「預貯金」「証券」「保険」「不動産」と、持っているカードのリストで、本当は「債務」も加えるべきですが、幸い借金はなく、翌月に支払うべきクレジットカードの金額だけなので、省略しています。
「預貯金」は、口座ごとに12月末日時点の残額で計上します。
「証券」は、株式の銘柄等はいちいち列挙せず、証券会社等の特定口座ごとに列挙しています。各金融機関からの報告書やサイトには、参考評価額が載っているので、その金額で計上しています。
「保険」は、貯蓄性のある保険とそれ以外の保険に分け、保険料と支払われる保険金等を記載しています。
「不動産」は、1筆、1棟ごとに、種別(地目等)、面積、固定資産評価額、相続税評価額の一覧です。固定資産評価額は毎年の納税通知書で改訂しますが、相続税評価額は面倒なので気が向いた時に再計算することにしています。賃貸の状況等、必要に応じ特記事項を記載しています。
カードのリストには、用途やどの銀行口座から引き落とされるか等を記載しています。
私は亡父の財産整理を手探りでやりましたが、地方公務員で戸籍、所得税、固定資産税等の基礎知識があったので、なんとかなりました。私の子供たちは地方公務員ではなく、これらの知識もあまりないはずなので、この事務引継書(エンディングノート)が役立つだろうと思います。それを想像すると、その時が楽しみのような気持ちもします。
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