9月3日(日)のTBS系「サンデーモーニング」での松原耕二氏の発言に対し、あまり名前を聞いたこともない一部のメディアが感情的な反発を示し、松原氏へのバッシングをしています。松原氏の発言は、次のようなものだったと報じられています。
「普通の原発が海に流しているものと処理水は、全く違う水なわけですね。普通の原発が流すものはトリチウムだけが入ってる。今の処理水は燃料デブリに直接当たってるので、トリチウムだけじゃなくてセシウムとかストロンチウムとか、いろんな放射性物質が入ってるわけです。日本政府はそっちに意識が行かないように『トリチウム、トリチウム』というふうにもっていくようにも見えるわけです。ほかの放射性物質についても、安全なら『安全だ』と積極的に説明してデータを開示することが、信頼につながるんだろうと思います。」
私には松原氏の発言は至極もっともと思われますが、これらのマスコミは東電のサイトに「ALPS処理水の海洋放出を行う際には、トリチウム以外の放射性物質の濃度が国の基準を満たすまで再浄化処理(二次処理)を行い、トリチウムの規制基準を十分に満たすよう海水で希釈します。」と掲載されていることを根拠に、国や東電はちゃんと必要な説明をしていると強弁し、「中国の肩を持つ」などと松原氏を非難しています。
しかし、こんな説明では、安全性を信じることなどできず、中国への反論にもなりません。私の前回の投稿も松原氏と同様の疑問に基づくものです。
『「処理水」は本当に安全なのか?』 参照願います。
最低限説明していただきたいこと
私も中国への非難に加わりたいし、安心もしたいのですが、それには少なくとも次のようなデータを示していただきたいと思います。
① 「処理水」と中国などで正常運転中の原発からの排水の放射性物質(トリチウム以外も)の量の比較(トリチウムの少なさばかり強調しているのは怪しい)
② 一般に希釈すると安全なのは自然の浄化力が働くからで、放射性物質等はこれが期待できない。薄めても長期間排出し続ければ、蓄積される心配はないのか?
③ トリチウム以外の核物質で、生物が濃縮してしまうものはないのか?
④ 国の安全基準は、低レベルの被ばくが長期間続いた場合の健康被害について実証データに基づくものなのか?実証データがない場合、どういう根拠に基づいているのか?
少なくとも、国や東電がこれらの疑問に明確に答えてくれなくては、安全だと信じることなどできません。松原氏に対する感情的なバッシングは、彼の発言が痛いところを突いているからかも・・・。
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