連日のように米国トランプ大統領の暴走ぶりが報じられています。ベネズエラに対して文字通り「武力による現状変更」を実行した後も、グリーンランドを手に入れるために「武力による威嚇」をしてEUを激怒させ、ダボス会議ではカナダを侮辱して激怒させました。
これまでの世界秩序の形成に最も貢献してきたのは米国です。また、米国を中心とする現在の世界秩序から最も利益を得ているのも米国です。それをトランプが壊そうとしています。
今のトランプの言動を喜んでいるのは、中国とロシアでしょう。これまで、彼らだけならず者扱いされていたのに、米国がならず者になりました。西側の同盟関係に修復困難なひびがひり、労せずして第三世界の支持も集めやすくなりました。米国の権威の失墜、損失は膨大でしょう。これでもまだ、米国民はトランプを大統領の椅子に座らせ続けるのでしょうか?
日本の首相は、先進国では唯一、トランプをノーベル平和賞に推薦したようですが、日本の体面を汚してしまいました。
私は、エマニュエル・トッド氏を尊敬しています。リーマンショックを予言したとして有名な2002年間刊行の「帝国以後…アメリカ・システムの崩壊」でトッド氏は、「米国はもはや解決ではなく問題をもたらす。」と指摘していました。さらにその後の「グローバリズム以後」でも「米国の腐りきった金融業界は、世界中に何の価値もない証券を売りまくった。人類史上これに匹敵するひどい詐欺があっただろうか。」と述べておられます。
どの本だったか覚えていませんが、トッド氏はトランプ氏のことを、下品で馬鹿げた人物としながらも、反グローバリズムという点で評価し、支持していました。しかし、さすがに今のトランプを支持できるのか、トッド氏の見解を聞いてみたいと思います。
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