安倍晋三氏が首相のころから、「価値観外交」とか「価値観を同じくする国々」という言葉がよく聞かれるようになりました。主に、中国やロシアを排除する意味で使われていますが、私は、この言葉に違和感を覚えています。

 「価値観を同じくする」への違和感  参照願います。

 

 「価値観を同じくする」国の代表格は米国ですが、米国でまた、日本との「価値観の違い」を感じさせる事件が7月下旬に報じられました。

 

正気とは思えない裁判

 米国フロリダ州のマクドナルドのドライブスルーで、母子がチキンナゲットを購入した後、4歳の幼児がひざの上に熱々のチキンナゲットを落とし、それが太ももと車のシートベルトの間に挟まって、やけどを負ったとのことです。家族がマクドナルドに損害賠償を請求し、陪審は熱々のチキンナゲットでやけどをする可能性について、マクドナルド側が適切な注意や扱い方に関する指示を怠ったと認定し、裁判所は原告側が被った苦痛や傷跡、精神的苦痛、さらに不自由になって生活が楽しめなくなった賠償として、1億円超の損害賠償の支払いを命じました。

 こんなのは、熱々の食べ物を幼児の手に渡した母親が悪いことは当然でしょう。熱々のナゲットに触ればやけどをする可能性があることについて、この母親がマクドナルドから説明がなければ知らなかったなどとは到底考えられません。店側がそんな当たり前なことを説明をしようとすれば、私ならうるさく感じるでしょう。

 陪審がこんな判断をしたということは、米国人のかなりの割合が、こんな考えを支持してるのでしょう。

 善悪の基準、責任の所在についての基準が、日本人とはかなり異なっていると思わざるを得ません。日本の政治家は、安易にこんな連中と「価値観を同じくする」などと日本人を貶めないでいただきたいものです。

 

 50年前の米国人がこれほど愚かだったとは思えません。また、他の西欧諸国の人々もこんな価値観であるとは思えません。

 資本主義と民主主義が暴走した強欲資本主義にさらされ続けた結果、こんな価値観が形成されてしまったのでしょうか?あるいは、強者であるマクドナルド等の大資本に対する民衆のルサンチマンでしょうか?

 日本も、中国やロシアと距離を置くことは当然ですが、米国とも距離を置くべきでしょう。こういう人たちと、あまりお付き合いしたくはありません。

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)