ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> マニュアル : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

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 私の住んでいる界隈では、何故か秋に防災訓練が多いようです。

 地方公共団体の機関の防災訓練は、綿密な計画に基づいて行われているものが多いのですが、「本番のときはこんなことをするはずがない。」と思ってしまうような演出のものもたくさんあります。防災マニュアル、消防マニュアルも同様、本番ではこんなことはしないだろうと思うような記載もあります。

 私がそれらに口をはさむことができる立場の時は、なるべく修正するように努めてきましたが、直せなかったものもありました。

 いくつかの機関で見かけたマニュアルなどでありがちな、変なものをいくつか拾ってみました。

 

1 避難状況等について、各班長が副隊長に、副隊長が隊長に報告するようになっているが、対策本部では隊長と副隊長がすぐそばにいることが多く、伝言ゲームをする必要はない。

2 隊長は庁舎管理等担当部署の長、副隊長は別の部署の長になっていて、隊長が不在の時は副隊長(複数いる場合は職位が上の順)が指揮を執ることになっている。しかし、隊長が不在の時にわざわざ他部署の副隊長を探して指揮を執ってもらうはずがなく、担当部署の職員で災害発生時にそこにいる上位者が代行することが当然。

3 初期消火班、避難誘導班など、あらかじめ役割分担が細かく決められている。各メンバーが不在のこともあるので、各部署の上位者が、発生時にそこにいる人に適宜役割を割り振るべきではないか?

 

 おそらくどこの機関も、消防法に義務付けられているから仕方なく訓練を行っているのでしょう。せっかくやるなら、実戦的なものにしたいと思っています。

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 総務省から出された「統一的な基準による地方公会計の整備促進について」に沿って、各地方公共団体では平成28年度決算について財務書類等の作成の準備が進められています。私も、年度初めの仕事が一段落したので、担当者に任せきりにせずに、勉強を始めることにしました。

 

私のバックグラウンド

 私は、県庁で市町村課、出納局、一般部局での会計担当など、長年自治体の会計事務に携わり、職員研修などの講師を引き受けることも何度かあったので、従来型の自治体の会計制度については、一通りの知識はあります。

 また、企業会計についての実務経験はありませんが、仕事上のいろいろな場面で簿記の知識の大切さを実感していたため、机上の独学ではありますが、5年前に日商1級を取得しました。したがって、一通りの知識だけはあります。

 ただ、新たな公会計システムについては、全くの素人からのスタートです。

 

「新地方公会計統一基準の完全解説」って

 執務時間中はそんな時間はないので、手始めに、この本を図書館で借りて読んでみました。

 正直に言って、ほとんど役には立ちませんでした。

 以前に示されていた手法との変更点の解説ばかりがやたらに丁寧です。以前の手法など知らない者にとっては、読み続けるのが苦痛でした。基本的な仕組、特に一般の企業会計との違い、一般的な仕訳との違いなどの解説を期待していたのですが、そういう説明はあまりありません。

 仕訳例は載っているのですが、何の解説もなく、また、BS、PL、CF、NWという略称が注書きもなく使用されています。BS、PL、CFくらいは簿記の勉強をする中でも使うので意味は分かります。残るNWは純資産変動計算書だろうとは思うのですが、英語表記もなく、とても不親切な本だなと感じました。

 どんな読者を想定して書いているのか分かりませんが、これから新公会計を学ぼうとする地方公務員には不向きだと思います。

 

「統一的な基準による地方公会計マニュアル」(総務省)

 このマニュアルは、良かったです。単なるマニュアルではなく、基礎知識や考え方の解説もあります。上記のような解説書を読むよりも、直接このマニュアルを読み始めればよかったなと後悔しました。

 

 次稿から、この会計システムについて、私なりに気づいたこと、他の人にも参考になりそうなことを書いてみたいと思います。
 「統一的な基準による地方公会計の準備2」

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