守り人シリーズ第一弾の「精霊の守り人」を読んで面白かったので、第二弾の本書も手に取りました。前作と同じく、女用心棒のバルサが主人公です。前作はバルサの生い立ちがストーリーにあまり関係なかったのですが、本作は深く関わってきます。
「精霊の守り人」(上橋菜穂子)を読んで 参照願います。
バルサの父は王の主治医でしたが、王室の陰謀に巻き込まれ、バルサの命を守るために、親友の王室武術師範ジグロに託し、ジグロは親友の頼みに応じて6歳のバルサを連れて故国を逃れ、他国で用心棒をしながらバルサを育てます。その間、王からの討手が何人も襲来し、そのつど返り討ちにしますが、討手はジグロの親しい人たちで、ジグロは苦悩します。バルサは、ジグロに才能を見出され、指導を受けてすご腕の武芸者に育ちます。
ジグロが病気で亡くなり、第一弾の「精霊の守り人」の冒険の後、バルサがジグロの名誉回復のため真実を伝える目的で故国へ帰ろうとするところから、この物語が始まります。
ジグロの故郷では、王と結託したジグロの弟、ユグロがジグロを討ち果たしたことになっていて、英雄として尊敬されており、真実を隠すためバルサを殺そうとします。
物語は、山の地中(洞窟)に住む「山の王」やその民が登場するファンタジーです。バルサは彼女を信じるようになった人たちの協力を得て最後に目的を達成します。年甲斐もなく感動しました。
「闇の守り人」の正体は最後の方で判明しますが、物語の根本に関わるネタバレになるので、ここでは控えます。
こんな物語を子供の時に読めば、本を読むことの楽しさを知り、読書好きになるでしょう。高齢者の私も楽しめました。
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