ipt async src="//pagead2.googlesyndication.com/pagead/js/adsbygoogle.js"> 任命責任 : 地方自治日記

地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしています。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

タグ:任命責任

 12月27日、また閣僚の「事実上の更迭」が行われました。今度は、「政治とカネ」の問題が明らかになった秋葉復興大臣です。この2か月で、4人目ということで、マスコミも盛り上がっています。

 岸田総理の「任命責任について重く受け止めている」という言葉も、もう聞き飽きたというか、手垢が付いている印象で、国民には反省の気持ちが全く伝わりません。口先だけで、また翌日からもこれまでと同じようにやっていくのでしょう。

 

なぜ任命したのかの理由を説明せよ!

 少なくとも、なぜ復興相に彼を任命したのか、国民に説明する責任があります。そこを説明するという慣行ができれば、もっと慎重に任命するようになるでしょう。任命責任を取る気がないなら、せめて説明責任くらいは果たしてもらわなければ・・・。

 

もっと問題は杉田水脈総務政務官

 私は、秋葉復興相の問題より、杉田総務政務官の問題の方が深刻だと思います。秋葉氏については、岸田総理もそんな問題があることを知らなかったのでしょう。

 しかし、杉田氏の場合は、そうではありません。あの人は昔から、男尊女卑が性根に染みついている爺さん政治家を喜ばせようという気持ちからか、差別的発言を繰り返しています。彼女がああいう人物であることは岸田総理は知らなかったはずはなく、知っていながら任命しているのです。

 なぜ彼女を任命したのか、国民に対して説明しなければなりません。そうでなければ、国民から口先だけの男と思われてもやむを得ないでしょう。

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 3月9日、国税庁長官の辞任に関する財務大臣の会見をニュースで見て、うんざりしたのは、私だけではないと思います。

 言われていることが矛盾だらけで、本人は、その矛盾に気づいていながらとぼけておられるのか、気づいておられないのかは、判断しかねますが・・・。

 また、マスコミの追及も、少し物足りなさを感じました。

 

任命責任

 任命責任を問われることを警戒して、「適材適所」を崩そうとしません。記者が、辞任と「適材適所」との矛盾を追及しても、辞任は本人の意思で適材適所だったと強弁を続けます。

 記者は、減給の懲戒処分と「適材適所」との矛盾を追及すべきであると思いながら、やきもきしながら見ていました。懲戒処分は、本人の意思ではできません。任命権者が、その職の公務員として非違があったと認めなければ、減給処分などできません。

 しかも、懲戒処分の理由になったことが、前職、理財局長時代の行為にあったのであれば、適材適所でなかったことは明らかであり、任命者の失敗であることは明らかです。多くの国民が、その任命に異議を唱えていたにもかかわらず、任命を強行したのですから、遠くから見ている一般の国民よりも、見る目がなかったことになります。

 

さらに重い懲戒処分の可能性

 佐川氏に対し、さらに重い懲戒処分の可能性を伝えたとのこと。これも、任命責任を否定することと矛盾しています。

 また、一般論としては、辞職してもその後悪事が明らかになれば、追加の処分がありうることは事実でしょうが、辞めていく人にわざわざそんなことを伝えるのは、異例です。

 私には、今後も余計なことを言うと痛い目にあうぞと脅しているように聞こえました。

 

 彼も、トカゲのしっぽ切りをされたのでしょう。財務省の官僚の皆様は、これ以上酷いことにならないよう、一刻も早くすべてを明らかにすべきだと思います。

国語能力のレベルが分かるな!

 麻生氏にブーメランです。

 彼は、この会見の冒頭で、「有無」を「ゆうむ」と読んでしまいました。

 彼は、この日の前の会見で、朝日新聞の記者がしつこく質問したのに対し、「朝日新聞の取材能力のレベルが分かるな!」と侮辱的な捨て台詞を吐いていました。直後に、自ら、国語能力のレベルをさらす自爆行為をしてしまいました。彼は、「未曾有」を「みぞゆう」と読んだ前科もありますが、「みぞゆう」のことです。

 

財務省の方針転換

 この記事は、10日の夕方に書いて、11日の朝に投稿しようと思っていたのですが、10日の夜、財務省が、書き換えを認める方針というニュースが入ってきました。法務省、検察の幹部が、要請があれば押収している原本の写しを提供する意向を示しているので、観念したのでしょうか?

 自殺者にすべての責任を押し付けるような説明ならば、国民は許さないと思います。

 自殺者を出し、財務省の政権に対する忠誠心が崩れてきているのかもしれません。

 

財務省、安倍政権の解体か?

 朝日新聞の報道があり、野党が取り上げたころから、政権よりの論者等から、事実だったら財務省の解体、虚偽だったら朝日新聞の解体とか、事実だったら安倍政権の解体とかの声も聞かれました。

しばらく、目が離せません。


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